課題を解決

VMware Virtual SAN 6.2の新機能を使いこなす5つのポイント(2/3)

2016/07/14

優れたコストパフォーマンス

VMware Virtual SAN 6.2は、容量効率性の高いデータの保存と保護、安定したサービス品質を通じて、オールフラッシュにおいても優れたコストパフォーマンスを実現します。

VMware Virtual SAN 6.2の新機能(1):
重複排除とデータ圧縮をペアで実行

VMware Virtual SAN 6.2は、オールフラッシュの容量効率性を最大限に高め、優れたコストパフォーマンスを実現します。
具体的にはディスクグループレベルで「インラインによる重複排除」と「データ圧縮による格納」を2段構えで実行することで、データ容量を大幅に削減します。

  • クラスタ単位での有効化/無効化の切り替えが可能
  • キャッシュからデータストアへのステージング時に重複したデータを除去
    (4KBの固定ブロック毎に重複データをチェック)
  • 重複排除されたデータをさらに圧縮

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VMware Virtual SAN 6.2の新機能(2):
イレイジャーコーディングによるデータ保護

仮想ディスク単位でRAID-5およびRAID-6をサポート。復元に必要なパリティ情報をクラスタ内のノードに分散するイレイジャーコーディングにより、従来のRAID-1と比較して容量効率よくデータ保護を実現することができます。
なお、仮想ディスクごとに異なるRAIDレベルを適用することも可能です。

RAID-6 = 2ノード分の障害を許容

  • 4+2(構成要件は最低6ノード)
  • RAID-1 構成との比較で約50%の容量節約が可能(20GBのデータ容量が必要な場合、従来は60GBを必要としたが、RAID-6なら30 GBですむ)

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VMware Virtual SAN 6.2の新機能(3):
Quality of Service (QoS) によるI/O 流量制限

多様なワークロードのトランザクションが混在する仮想環境では、特定VMから発生する大量のI/O処理が他のサービスのレスポンス低下やレイテンシ増大などの悪影響を及ぼす、いわゆるノイジーネイバー(うるさい隣人)問題を引き起こすことがあります。
VMware Virtual SAN 6.2 は、VMや仮想ディスク単位でI/Oの流入量を監視・制御・制限することが可能。これにより特定VMがストレージ IOPS を独占することを防ぎ、一定以上のQuality of Service(QoS)を保つことができます。

  • 仮想マシンや仮想ディスク単位でのIOPSに対する完全な可視性を提供
  • ワンクリックでIOPSの上限値を構成可能
  • ノイジーネイバー問題を排除
  • 仮想マシン単位でのSLA制御を実現可能

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