課題を解決

やってみようVMware vSAN(3/3)

2016/11/15

vSANにおける検証の実際

vSANの主な検証項目をご紹介します。もちろん、すべての項目を徹底して網羅する必要はありません。実際の業務要件にあわせて適宜実施してください。

主な検証項目と作業スケジュール

下記のような検証を実施することで、vSANを活用する上での“安心”を得ることができます。あわせて大まかな作業時間の目安も示しておきます。

カテゴリ 項番 検証概要 時間(h)
作業準備 1 搬入
2 設置 1
3 機器正常動作確認 1
vSANの運用 4 構成、基本機能確認 1.5
vSANの管理 5 メンテナンスモード 0.5
6 LED点灯 0.5
7 健全性 0.5
vSANの拡張 8 vSANクラスタへホストの追加 1
9 キャパシティデバイスの追加(HDD) 0.5
性能計測試験 10 Health Check Plug−in Proactive Test 0.5
11 ディスク負荷テスト(IOmeter) 1.5
12 読み取り性能テスト(IOmeter) 1.5
HW冗長試験 13 ホスト コントローラ冗長試験 1
14 ネットワーク経路冗長試験 1
HW障害試験 15 ホスト障害 2
16 ネットワーク障害 管理ネットワーク 0.5
17 ネットワーク障害 vSANネットワーク 1
18 ディスク障害(SSD) 1
19 ディスク障害(HDD) 1
作業完了 20 機器片付け 1
21 搬出 1
合計 19.5

さらに踏み込んだPoCを実施

必要に応じて下記のようなPoCを実施しておくことで、さまざまな業務要件にあわせたvSANのより快適な運用を実現することができます。

項目 内容 検証観点
基本機能  vSAN機能 ストレージポリシーの作成
仮想マシンの作成時のストレージポリシーの選択
ストレージポリシーの動的変更
許容する障害の数機能テスト
強制プロビジョニング機能テスト
フラッシュ読み取りキャッシュ機能テスト
オブジェクトスペース機能テスト
 vSphere機能 仮想マシンの作成
スナップショットの作成および削除
クローンの作成および削除
vMotionの実行
Storage vMotion(vSAN⇄他データストア)の実行
管理ツールとの連携 vSAN Observer
RVC
Health Check Plug−in
vRealize Operations Manager
運用管理 vSANの監視 クラスター
仮想デバイス
物理デバイス
再同期/リバランス
vCenter アラームでの障害検知
vSANの管理 メンテナンスモード
LED点灯
Health Check Plug-in機能による健全性確認
拡張  vSANの拡張 vSANクラスタへホストの追加
ホストへディスクグループの追加
キャパシティデバイスの追加(HDD)
性能 性能計測試験 Health Check Plug−in Proactive Test
ディスク負荷テスト
読み取り性能テスト
HW可用性 HW冗長試験 ホスト コントローラ冗長試験
ネットワーク経路冗長試験
HW障害試験 ホスト障害
ネットワーク障害 管理ネットワーク
ネットワーク障害 VSANネットワーク
ディスク障害(SSD)
ディスク障害(HDD)

検証例:仮想マシンの作成時のストレージポリシーの選択

仮想マシンごとに設定するサービスレベルやポリシーを選択し、指定したデータ保護レベルを満たしていることを確認します。

ivct-tryvsan_006

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ivct-tryvsan_008

ivct-tryvsan_009

いかがでしょうか。実際の検証を通じて、vSANのシンプルな導入と利便性、活用メリットを実感していただければ幸いです。

 


本記事について詳しくは、次の資料をダウンロードもご覧ください。

資料「やってみようvSAN」ダウンロード

本資料では、vSANを利用する準備からPoC(概念実証)までの基本的な流れをご説明しています。

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