エンドユーザーコンピューティングの課題を解決することは、IT部門にとって常に困難でした。クライアントサーバコンピューティングの出現によって、PC、端末、ディスクレスコンピュータと選択肢が広がり、その後まもなくラップトップコンピュータが使用されるようになりました。エンドユーザーコンピューティングが構造的な変化を遂げた今では、IT部門が管理するデバイスの範囲はさらに広がっています。
現在、パワーバランスはユーザー優位に転じています。ユーザーが自分のデバイスをビジネスで使用することが許可されるようになっただけでなく、ユーザーが要求するデバイスの範囲も広がりました。企業が社員にデバイスを提供する場合でも、上に挙げたデバイス(ディスクレスコンピュータは仮想デスクトップに進化)だけでなく、スマートフォン、タブレット、ネットブックなども対象となり、必要となるオペレーティングシステムやアプリケーションの種類も増えました。
さらに、これらの新しいデバイスによってもたらされる柔軟性によってさまざまなトレンドが生まれ、エンドユーザーの作業方法は劇的に変化しました。IT部門は、このような新しいトレンドの中で、セキュリティと管理性の維持、必要とされるITリソースの削減、エンドユーザーの生産性向上など、これまでと同様の課題にも対応する必要があります。つまり、IT部門とエンドユーザーの両方の効率性と生産性を維持するという、これまでにない課題に直面していることになります。こうした、ユーザーの新しいニーズは、理不尽なものではなく、生産性の向上をもたらすものです。タブレットやスマートフォンの性能や機能は大幅に強化されており、もはやセカンドクラスのデバイスとは言えません。こうしたニーズに応えるため、企業は、従業員にどのような方法でサポートを提供するかを再考する必要に迫られています。
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エンド ユーザーのニーズへの対応
〜IT部門がエンドユーザーコンピューティングの刷新を迫られている理由とその対応方法〜
2014/07/01
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