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アプリケーション仮想化とは?

2014/04/08

サーバやデスクトップだけでなく、ユーザが必要とする利用環境を個々のアプリケーション単位で仮想化して配信することができます。これは、アプリケーション仮想化と呼ばれていますが、さらに柔軟で利便性の高いユーザサービスを実現できます。

アプリケーション仮想化のメリット

アプリケーション仮想化とは、個々のアプリケーション単位で仮想化を行い、ユーザに配信する仕組みです。ユーザは、所有しているクライアント端末の機種やOS種別と関係なく、業務で必要なアプリケーションを利用することが可能となります。

デスクトップ仮想化とアプリケーション仮想化の違い

デスクトップ仮想化は、ユーザのデスクトップ全体を仮想化し、OSを含めたソフトウェア環境を物理端末から切り離します。ユーザは自分専用に割り当てられた仮想デスクトップに必要なアプリケーションをインストールして利用します。
これに対してアプリケーション仮想化は、アプリケーションをOS以下のレイヤから切り離します。それによりユーザは、自分のクライアント端末や仮想デスクトップ環境にアプリケーションをインストールすることなく、サーバ側から配信されたアプリケーションを利用することができます。

アプリケーション仮想化で可能となること

システム管理者の立場から

  • ユーザが利用できるアプリケーションをサーバ側で一元管理できる
  • ユーザごとにアプリケーションの更新やパッチ配布を行っていた手間を削減できる

ユーザの立場から

  • アプリケーションをインストールする必要がない
  • 端末機種やOS種別の違いを意識せず、必要なアプリケーションを利用できる

Windows XP専用アプリケーションを新OS環境で延命できる

Windows XPのサポート終了にともない、Windows 7/8へのバージョンアップが進みました。しかし、そこで直面するのが、Windows XP専用に開発され、Windows 7/8との互換性が保証されていないアプリケーション資産をどうするのかという問題です。
こうしたWindows XPアプリケーションも仮想化することで、Windows 7/8にバージョンアップしたクライアント端末や仮想デスクトップからも利用することができます。PCやOSのライフサイクルに影響を受けることなく、アプリケーション資産を長期間にわたって継続利用することが可能となります。

Windows XP専用アプリケーションを新OS環境で延命できる

アプリケーション仮想化を実現する2つの方式

アプリケーション仮想化にも、さまざまな実現方式があります。一般的に広く使われているのは、「SBC(Server Based Computing)」と「パッケージ化」の2つの方式です。

SBC方式によるアプリケーション仮想化

サーバ上にインストールされたアプリケーションを、複数のユーザが共同利用します。
Windows Serverに標準で備わっている「RDS(Remote Desktop Services)」と呼ばれる機能を活用し、実現することができます。
ただし、サーバ側で実行されているアプリケーションの画面をクライアント側に転送するという仕組みをとっているため、常にネットワーク接続されたオンライン状態であることが必要なのと、複数のユーザで同じアプリケーションを利用するため、アプリケーションがマルチユーザ対応していることが必要となります。

アプリケーションはサーバで実行

パッケージ化によるアプリケーション仮想化

Windowsアプリケーションの動作に必要なレジストリ情報やシステムファイルを、アプリケーションと合わせて一つの実行形式(EXEファイル)にパッケージ化し、サーバから配信します。ストリーミング方式と呼ばれることもあります。
アプリケーションはパッケージ内で完結するため、OSから分離して独立して動作させることができます。これにより、Windowsのバージョンの違いによる互換性問題、アプリケーションの競合問題などを回避し、自由に展開することが可能となります。
なお、アプリケーションはクライアント側で実行されるため、オフラインでの利用にも柔軟に対応できます。

アプリケーションはクライアントで実行

VMware ThinAppを利用したアプリケーション仮想化

ヴイエムウェアでは、パッケージ化方式のアプリケーション仮想化技術として「VMware® ThinApp®」を提供しています。デスクトップ仮想化の「VMware® Horizon View™」との併用も可能です。

アプリケーションをOSから完全に分離

VMware ThinApp は、アプリケーションおよびその動作に必要なOS機能を単一の実行ファイル(EXEファイル)にパッケージ化してユーザに提供します。
この実行ファイルは、同じ端末にインストールされている他のアプリケーションやOSから完全に分離して実行されるため、互換性や競合の問題は発生しません。また、デバイスドライバのインストールやレジストリの変更も不要です。
例えば、Windows XP以前のバージョンでしか使えなかったIE6ベースのWebアプリケーションについても、再コーディングすることなくWindows 7/8を搭載したデスクトップ環境に容易に展開することができます。

アプリケーションをOSから完全に分離

VMware Horizon Viewとのシームレスな組み合わせ

VMware ThinAppの利用は、デスクトップ仮想化のVMware Horizon Viewとの二者択一ではなく、両方をシームレスに組み合わせた運用が可能です。これにより、ユーザに応じた利用環境を提供することができます。例えば、ソフトウェア開発やマーケティング、企画部門など、自由度の高い操作を求めるユーザにはVMware Horizon Viewによる仮想デスクトップを提供。一般社員には、業務で必要なアプリケーションのみをVMware ThinAppで配信するといった柔軟な運用を実現できます。

アプリケーションの持ち運びも可能

パッケージ化方式をベースにしたVMware ThinAppならでは、オフラインでのアプリケーション利用も可能です。USB メモリなどの外部メディアに仮想アプリケーションを展開し、さまざまな場所に持ち運ぶこともできます。

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