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Windows 10移行に対応したアプリケーション管理術 (1/3)

2017/05/16

Windows 10は従来バージョンと大きく異なり、OSを製品としてではなくサービスとして提供する「Windows as a Service (WaaS)」となります。したがってWindows 10へ移行する際は、OSそのものが常に進化し続けることを前提としたアプリケーション管理を検討する必要があります。ヴイエムウェアでは“守りのIT”と“攻めのIT”の両面を考慮し、効率的なアプリケーション管理を実現するための方法を用意しています。

Windows 10移行に伴うアプリケーション管理の課題

Windows 10では、リリース時点で含まれていなかった新機能やサービスが4~8か月のサイクルでアップデートされ、OS自体が常に進化し続けます。これはアプリケーションの動作の前提となるOSの仕様を固定することが困難になることを意味します。

Windows 10の3つのサービスオプション

OSの機能や仕様が進化し続ける以上、その都度アプリケーションの検証や改修が必要となり、対応には時間を要します。
マイクロソフトでは、個人向けのOSとして「CB(Current Branch)」、企業向けのOSとしてCBリリースの約4ヶ月後に公開される「CBB(Current Branch for Business)」というサービスオプションを用意しています。また、特定システムに対してOS の機能追加や変更は行わず、セキュリティパッチのみを配布する「LTSB(Long Term Support Branch)」というサービスオプションも提供しています。

デジタル変革の中で求められる“守りのIT”と“攻めのIT”

Windows 10のアプリケーション管理には、大きく2つのアプローチがあります。
1つは主に基幹系や勘定系のアプリケーションを対象とした「モード1(守りのIT)」で、頻繁な改善を追求するよりも確実性/安定性を重視した管理が求められます。これまでのパソコンの管理は主にこの考え方に則っています。
もう1つは近年のモバイル環境のような、開発や改善のスピード/利便性を重視した「モード2(攻めのIT)」です。テクノロジーの進化を積極的に取り入れたバージョンアップを行うことで、自社の効率化や、競争力強化による利益拡大の源泉とします。つまりWindows 10ベースのPCをモバイルデバイスの1種と捉えたアプリケーション管理を行う、新しいアプローチになります。

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Windows 10移行で知っておくべきアプリケーション管理の課題

モード1のアプリケーションをWindows 10上で運用するには、基本的にLTSBライセンスモデルの選択が検討できます。これにより従来どおりのアプリケーション管理手法を継続することができます。ただし、アプリケーションの中にはLTSB非対応のものも存在するため注意が必要です。
モード2のアプリケーションに関しては、CB/CBB のリリースごとに動作検証を行う必要があります。加えて、更新プログラムの肥大化によって増大する、OSアップデート時のネットワークトラフィック、更新プログラム適用時の再起動を伴うクライアントのダウンタイム(30~40分)も考慮しなければなりません。これらは、台数が多くなればなるほど、その影響が顕著になります。
さらにモード1とモード2の共通課題として、Windows 10非対応のアプリケーションやIE11以前の旧バージョンのブラウザで利用しているアプリケーションの救済(延命)も検討する必要があります。

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