課題を解決

やってみれば意外に簡単!「VMware vSphere 6.5」へのアップグレード(1/2)

2017/03/15

このたび登場した VMware vSphere® 6.5は、「最新アプリケーションのための次世代インフラ」に進化しました。その機能を活用してビジネスを強化するためにも、早期にアップグレードに踏み切ることが得策です。

アップグレードの大まかな流れを理解しておく

VMware vSphere 6.5へのアップグレードは難しくありません。SIベンダーなどに頼らなくても、お客様自身で実施することが可能です。まずは事前の注意事項とアップグレードの大まかな流れをご紹介します。

アップグレード前の確認

VMware vSphereのアップグレードは既存の仮想環境を大きく変更するため、特に次の点をしっかり確認しておく必要があります。

  1. 現行VMware vSphereのバージョン
    リリースノートを参照して内容を確認してください。現行VMware vSphereのバージョンが5.xもしくは6.0であれば、直接6.5にアップグレードすることが可能です。
  2.  ハードウェア要件
    ハードウェア・コンパチビリティ・リストを参照し、使用しているハードウェアがVMware vSphere 6.5をサポートしているかどうか、互換性を確認してください。現行バージョンで動作しているのだから6.5でも大丈夫だろうという過信は禁物です。
  3.  ソフトウェア要件
    使用中のソフトウェアについても、VMware vSphere 6.5との相互互換性が確保されているか、アップデートが提供されているかなどを確認しておいてください。
  4. ライセンスとサポート契約
    購入形態と保守契約の状態によってアップグレードの可否が変わります。特に保守契約の更新を怠っていた場合は、切れた時点までさかのぼって購入する必要があります。また、OEM 製品の場合はそのベンダーのポリシーが適用されます。
  5. 構成のバックアップ
    万一、アップグレード時に何かあった場合に元に戻せるようにバックアップをとっておくことも重要です。

アップグレードの大まかな流れ

VMware vSphere 6.5へのアップグレードには実施すべき“順番”があり、大きく次の4つのステップで行います。特にVMware vCenter Server®のアップグレードを最初に行っておくことが非常に重要で、この原則を守らないと以降のコンポーネントのアップグレード時に問題が生じる場合があります。

  1. VMware vCenter Server のアップグレード【必須】
  2. VMware ESXi ホストのアップグレード【必須】
  3. 仮想マシン(VM)のアップグレード【必要に応じて】
  4. ストレージ(VMFS)のアップグレード【必要に応じて】

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