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VMware vSAN環境バックアップの検討ポイントと基本メソッド (2/3)

2018/12/11

どこまでの障害を想定するのか――
3つのケースで検討するVMware vSAN環境バックアップ

具体的にどのような条件をもとに、自社に最適なVMware vSAN環境のバックアップを検討すればよいのでしょうか。VMware vSAN環境に発生するさまざまな障害に対して、「どこまでリスクをヘッジすべきか」を策定することが出発点となります。

ケース1:部分的なデータ損失のみを想定

ほとんどの企業が何らかの方法でシステムのバックアップを行っていますが、「実際にデータをリストアしたことがあるか?」と聞いてみると、返ってくるのは「ユーザーが間違って消してしまったデータをリストアしたことはあるが、システム全体をリストアしたことはない」という答がほとんどです。こうした部分損失/復旧のみを想定しておけばよいVMware vSAN環境であれば、バックアップサーバそのものを仮想化して同じVMware vSAN環境に統合しても問題ありません。

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ケース2:システムの全損を想定

VMware vSAN環境全体に重大な障害が発生した場合、ケース1のように同じインフラ上に仮想化統合されたバックアップサーバも必然的に機能しなくなるため、復旧も不可能となります。したがって、このリスクに備えるためにはVMware vSAN環境とは別建てで、バックアップサーバを設置する必要があります。
ただし、この場合もバックアップ専用アプライアンスを導入し、できるだけシンプルな運用を実現することをおすすめします。

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ケース3:システムの全損を想定する必要があるが別建てのサーバは導入したくない

せっかくHCIを導入したのだから、バックアップのためだけにまたストレージは導入したくないと考える企業は少なくありません。そこでケース1とケース2の折衷案として、バックアップサーバ自体は同じVMware vSAN環境で運用しつつ、バックアップデータをクラウドサービスに保存するという方法もあります。最近、VMware Cloud on AWSがリリースされたことで、オンプレミスのVMware vSAN環境とクラウド(AWS)をシームレスに接続したバックアップを運用することが可能となりました。
VMware vSAN環境が全損した場合には、まずインフラを復旧した後、クラウドからデータをリストアするという手順を踏まねばならず、業務の再開までには時間を要しますが、最も重要なデータが失われるリスクは避けることができます。

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