課題を解決

仮想化環境に特化したバックアップ
〜vSphere Data Protection Advanced (VDP Advanced)でバックアップ/リストアを省力化〜(2/3)

2014/02/07

仮想化の特性を活かしたバックアップ手法がある

仮想マシンの実体は、ゲストOSからアプリケーション、ユーザデータまで、すべてをカプセル化した1つの「ファイル」です。この 仮想マシンイメージを丸ごと保存するシンプルなバックアップ手法を適用すればよいのです。VMwareはこのような仮想化環境の特性を考慮したバックアップのフレームワークを提供しております。

仮想化の特性を活かしたバックアップとは?

仮想マシンは、それ自体が1つのファイルとして構成されています。この特性に着目し、簡単にバックアップを行うことができます。仮想マシンイメージを丸ごと吸い上げ、バックアップサーバ上のディスクに保存します。また、バックアップジョブ実行時にスナップショット機能を一時利用することにより、稼働中の仮想マシンも止めずにバックアップすることができます。

VMwareの仮想化環境におけるバックアップ/リストアのメリット

  • 仮想マシンイメージがファイルとして構成されており、システム領域までを含めたバックアップを容易に、かつゲストOSの種類に関係なく、同じ手順で作業を行うことができる。
  • スナップショット機能により、稼働中の仮想マシンを止めずにバックアップすることができる。
  • 変更ブロックトラッキング機能(CBT)により、増分データのみをバックアップすることができる。これにより、バックアップ対象のデータが最小化されるため、ストレージやネットワークのI/Oリソースの負荷を軽減し、結果としてリソース競合を回避することができる。
  • 仮想マシンが増加した場合などでも、バックアップジョブの設定変更が不要。
  • 仮想マシンのイメージを直接バックアップするため、各仮想マシン上にエージェントが不要となる。
  • バックアップデータを丸ごとリストアするだけで、簡単に仮想マシンを復旧することができる。

VMwareの仮想化環境におけるバックアップ/リストアのメリット


コラム:仮想化環境におけるバックアップ設計の留意点

スナップショット機能は長期バックアップには不向き

スナップショット機能は、仮想マシン上の変更内容を差分ディスクファイルに保存していく。そのため、保存期間が長期間になると差分情報が大きくなり、バックアップデータが肥大化する。さらに、スナップショットによるリカバリを実施した後、不要となるスナップショットを削除しなかったような場合、それぞれのスナップショットに同じ差分データが追加されるため、その影響はより大きくなる。こういった理由から、スナップショットを長期バックアップに用いることは推奨されない。スナップショットの実用的な利用方法に関しては下記ナレッジベースを参照するとよい。

Knowledge Base「スナップショットの実用化」
http://kb.vmware.com/kb/2004038

重複排除機能の重要性

仮想マシンのフルバックアップデータには、ゲストOSのシステム領域までが含まれる。このため、同一種類の仮想マシンが複数存在すると、バックアップサーバ上で重複するデータの割合が多くなってしまう。特にイメージファイルに含まれるシステム領域は数GB以上になることが多く、仮想マシン数が多くなればなるほど、無視できない容量となる。このため、無駄なストレージリソースが使われないように、重複排除機能を利用することが重要となる。


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