VDI導入を成功に導く上申方法
5年間のTCOで考えれば、VDIは物理PCよりもはるかに得策です。この“事実”が経営陣や関連部門にしっかり伝われば、VDIは自ずと導入に向けて動き出します。
導入コストは潜在リスクも含めてトータルに考える
VDI導入にGOサインが出されるかどうかは、稟議の局面での「コスト」に対する評価が鍵を握ります。単純に設備コストだけで物理PCと比較したのではVDIは太刀打ちできず、失敗に終わってしまいます。
VDIで重要なのは、PCの運用と比べてVDI導入後に費やすことになるコストも含めて総合的に検討することです。特に機会損失やセキュリティリスクなど対策のために発生する「見えないコスト」も明確に勘案しておく必要があります。
VDIを導入しないことによる潜在リスク
- 災害やパンデミック時には全社員が出社負荷となり業務が停止
- セキュリティパッチの適用漏れ、ユーザーの不正なアプリケーションのインストールなどによりウイルス感染が拡大し、情報漏えいが発生
- 社外で紛失したPCやデバイスから情報が流出
オフライン時でも業務継続が可能
VDI導入で最後に残るのが、「ネットワークが切れるとVDIを使えなくなる」という課題ではないでしょうか。
そもそもインターネットやメール、ファイルサーバへのアクセス、社内システムの操作など物理PCでもネットワークが切れたら利用できません。従って物理PCでもVDIでもネットワークがきれたら業務ができないのが現状です。そもそもネットワークのない僻地に行くのはそれほど多いのでしょうか?営業全員でなくほんの一握りのひとではありませんか?
そのような状況であってもセキュアにファイルアクセスするためにヴイエムウェアでは、AirWatch®というエンタープライズモビリティ管理のソリューションを提供しています。最大の特長は、業務で必要なWordやExcelなどのファイルを端末側に一時的にキャッシュさせることにより、ネットワークが切れた場合でも閲覧や簡易編集が可能となることです。 VMware vSphereを基盤とするVDI環境にAirWatchを組み合わせることで、オフライン時もセキュアな業務継続が可能となります。
本記事についての詳細や関連情報は、次の資料もご覧ください。
資料「失敗例から学ぶ、正しいVDI導入 〜コストや稟議書の書き方、導入部所、運用方法〜」
本資料では、VDI導入の実際の失敗例からその原因を探り、あるべきVDIの導入方法、そして、導入メリットについて具体的に説明しています。
資料「Security関連、正しいVDI利用 〜VPNは誰がセキュアだって?〜」
本資料では、ネットワーク仮想化による「マイクロセグメンテーション」、マスター管理などを通したVDIのセキュリティ強化について、ご紹介しています。