課題を解決

セルフドライビング IT 運用に向かう VMware vRealize Operations(2/3)

2021/02/02

VMware vRealize Operations による課題解決

使い勝手の良いダッシュボード

VMware vRealize Operationsのダッシュボードには、長年にわたりヴイエムウェアが培ってきたIT運用のベストプラクティスが詰め込まれています。

厳選されたKPIを、それぞれの特性に応じた効果的なグラフで表示します。また、システム全体の稼働状況を俯瞰したり、特に警戒すべき項目をひと目で把握したりといった直感的な可視化の仕組みを通じてIT運用の標準化を実現します。

もちろん企業ごとのニーズに応じてカスタマイズを行い、任意のメトリック(収集された各要素の観測値)を利用したオリジナルのダッシュボードを作成することも可能です。

トラブルを未然防止

VMware vRealize Operationsは、仮想基盤に問題が起こることを防ぐための機能を備えています。

まずはワークロードの最適化です。これまでもVMware Distributed Resource Scheduler(DRS)を使用しクラスタ内で仮想マシンの自動再配置を行い、ワークロードを平準化することは可能でした。これに加えてVMware vRealize Operationsを導入すれば、ポリシーに基づき複数のクラスタをまたいでワークロードを最適配置することが可能となります。さらにVMware vRealize OperationsとVMware vCenterの合わせ技として提供されるPredictive DRSを利用すれば、過去の傾向を分析し、負荷が上昇する前にクラスタ内でワークロードを平準化することも可能です。

また、過去のメトリックから分析した結果に基づき、仮想マシンの適正なサイズ(CPU、メモリ)を提示する機能も提供しています。

迅速なトラブルシューティング

仮想基盤に何らかの障害が発生した際に下記の3つの要素を表示し、問題を引き起こした根本原因へスムーズにたどり着けるようサポートします。

  1. イベント
    通常の動作から逸脱したメトリックのイベントと、選択したスコープおよび時間内に発生した主要イベントが表示されます。
  2. プロパティの変更
    選択したスコープおよび時間内に発生した重要な構成変更が表示されます。
  3. アノマリのメトリック
    選択したスコープおよび時間内に、いつもとは大きく違う変化をしたメトリックを表示します。

さらに機械学習を活用し、例えばストレージの障害とI/O性能の低下など相関の高い順に関連グラフを自動選択して表示する機能も搭載しています。

もう1つ取り上げておきたいのがキャパシティの最適化です。中長期的に捉えた様々なキャパシティの変化傾向に基づき、いつ頃、どのリソースが不足する可能性が高いのかといった観点から、今後の予測値をダッシュボードに可視化します。このリアルタイムな需要予想に基づき、キャパシティ問題が顕在化する前に推奨アクションを生成し、運用管理者に提示するほか、自動実行することも可能です。

さらに、ワークロードが増えた場合にキャパシティ不足の将来予測がどのように変化するのかを算出するワークロードプランニング、ハードウェアを増設した場合にキャパシティ不足の将来予測はどう変化するのかを算出するインフラストラクチャプランニングといった機能も備えています。

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