課題を解決

VMware NSX Hybrid Connect が実現する真の仮想基盤のLift & Shift(3/3)

2019/02/13

VMware NSX Hybrid Connectの構築の流れと動作

NSX Hybrid Connectは次のようなコンポーネントで構成されています。

まずNSX Hybrid Connectの全般的な操作を司るコンソールとしてHCX Service Portalが用意されており、HCX サービスを管理するクラウドサイトとの接続、更新プログラムの配信、HCX サービスの登録(有効化)および利用状況などを管理します。なお、HCX Service PortalはSaaS型のサービスとして提供されているため、NSX Hybrid Connectを利用する上ではインターネットに接続できる環境が必須となります。
さらに次に4つの仮想アプライアンスを移行元と移行先の両サイトに展開します。

  1. HCX Manager:現行環境と新環境のそれぞれでのサイトで、VMware HCXを管理します。
  2. Interconnect(Cloud Gateway):バルクマイグレーションやvMotionの通信を制御し、VMの移行を管理します。
  3. WAN Optimizer:重複排除や圧縮の機能を活用し、VMデータの移行トラフィックを最適化します。
  4. L2 Concentrator:L2 VPN装置の役割を果たすもので、オンプレミスからクラウドへのL2延伸を実現します。

なお、HCX Managerについてはユーザー自身がVMwareのダウンロードサイトからコンポーネントを入手し、両サイトに展開する必要がありますが、残りの3つの仮想アプライアンスについてはHCX Managerにより自動的に展開されます。したがってユーザーが構築を意識する必要はありません。

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ここまで説明してきたようにNSX Hybrid Connectは、単にVMのクラウド移行時だけでなく、複数のデータセンターをまたいで仮想基盤を運用する際に必ず考慮しなければならないネットワークの問題をオールインワンで解決するソリューションとなります。

「たとえば東日本と西日本の両サイトをまたぐ共通基盤を、単一ベンダーの一つの製品で構築するために利用できます。なおかつ、その環境をvCenterで簡単に一元管理ができることが最大のメリットです。NSX Hybrid Connectのコンポーネントが間に入って操作を介在することで、vSphere間を疎結合で移行を可能にしvSphereのバージョンの違いも一切意識することなく、サイトごとに独立した運用やメンテナスを行うことができます」と工藤氏は強調します。

また、第1フェーズとしてクラウド側のvSphere環境を最新バージョンにアップデートし、しばらく様子を見て問題がないことを見極めてから第2フェーズとしてオンプレミスにも展開するなど、柔軟な運用をサポートします。NSX Hybrid Connectを活用することで、クラウドとオンプレミスの違いをユーザーに意識させない真のハイブリッドクラウド環境を構築することができます。


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本資料では、記事でご紹介した VMware NSX Hybrid Connect による仮想化基盤の移行について、実際の構築と移行プロセスや検証時に分かった疑問点などを説明しています。

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