課題を解決

病院における仮想統合基盤および仮想デスクトッププロジェクトの成功にむけて

2019/01/25

仮想化技術は、エンタープライズの分野では一般的な技術として広まってきています。病院においても、これまで従来一般的であった物理サーバにより構成された医療システムの状況から、近頃では仮想化技術を採用し、仮想基盤上で部門システムや電子カルテシステム、仮想デスクトップ上で電子カルテ端末を稼働させる病院が増えてきました。

その背景にあるのは、病院における仮想化採用事例の増加や、院内ITシステムを運用する人的リソースの不足による運用負荷の増大、医師や技師が院外から電子カルテシステムに接続し対応する働き方改善、地域医療ネットワークとして健康診断データなど患者データの他院との連携など環境や時代の変化によるものが要因にあげられます。

仮想統合基盤プロジェクトや仮想デスクトッププロジェクトを成功に導くには、現在動作している部門システムが仮想基盤で動作するのか、動作させるにあたりどのような観点で検証を行えばよいのか、パフォーマンスの問題が起きないような構成にするべきなのか、など、初期のフェーズからきちんと検討することが重要になります。

これらの検討を始めるにあたっては、電子カルテベンダや部門システムベンダは医療システムのプロフェッショナルではありますが、仮想化のプロフェッショナルであるとは限りません。重要なシステムを動かすために基盤ですから、各分野のプロフェッショナルがチームを組んでプロジェクトを遂行することも重要になってきます。ヴイエムウェアでは、仮想化のプロジェクトにおいて、ご支援できるプロフェッショナルサービスという体制を整えております。

今回、病院における統合仮想基盤プロジェクトや仮想デスクトッププロジェクトを確実に成功させるためのヴイエムウェアプロフェッショナルサービスについてご紹介します。

プロフェッショナルサービスのご紹介

ヴイエムウェアプロフェッショナルサービスは、お客様の仮想化プロジェクトを確実かつ効果的にすすめるため主に三点に重点をおいて価値をご提供いたします。

medi-it-infra-vdi_002

まず一点目は、「プロジェクトの加速」という点です。プロジェクトを時間をかけて実施したいお客様はなかなかいません。ただし、急ぎすぎてしまい、設計や構築において見落としやつまづきに引っかかってしまい、手戻りが発生し、結果的により時間がかかってしまったなんてことはよくある話です。我々プロフェッショナルサービスでは、設計、構築、テストといった各フェーズにおいて、必要なスキルや検討すべきポイントを提供しプロジェクトの円滑な推進を実現します。また、これまで数多くの仮想化プロジェクトの経験にもとづき、「つまづきポイント」や「手戻りポイント」を把握しておりますので、そこに未然に対応するとことで、プロジェクトが遅延するリスクを最小限に抑えます。

次に二点目ですが、「システム品質の確保」です。いかに迅速にプロジェクトが遂行できたとしても品質が担保されておらず、システムが頻繁にダウンするような状況では診療等に影響がでる病院向けのシステムでは特に致命的です。ただ、どんな製品であってもまったく障害や問題がないということはありません。我々、プロフェッショナルサービスでは、もし問題が発生した時には、製品のオリジナルベンダーとして、対応策やワークアラウンドもご提示できますし、サポート部門と連携してより迅速に問題解決をはかることができます。また、設計段階においてはすでに既知の不具合として認識されている問題はさけるような設計をとることによってリスクのコントロールを行います。

最後に三点目は「製品機能の最大活用」です。これは、製品のオリジナルベンダーとして、製品機能が提供する活用ポイントや技術仕様、制限事項を正しくご理解いただけるような情報を提供した上で、お客様の要件に即した最適な活用方法の実現を支援いたします。便利な機能とは言え、とりあえず使えばいいというものでもありません。要件や条件を確認した上で使用しないと、逆に不便や障害のもとになってしまうこともありえます。たとえば、VMware Horizon®のリンククローンデスクトップ環境でStorage vMotion®を使用してしまうと、不具合になってしまいます。

病院情報システム向けプロフェッショナルパッケージのご紹介

medi-it-infra-vdi_001

一般的な病院における仮想基盤や仮想デスクトップのプロジェクトのスケジュールやタスクは上記のように進んでいくケースが大半です。大まかにフェーズ分けをすると、青い矢印の企画検討フェーズ、緑色の矢印の設計構築フェーズ、そして灰色の矢印の部分の運用フェーズといった形で分けられ、プロフェッショナルサービスでは、すべてのフェーズでご支援を提供しております。実際のところ企画検討フェーズで予算をつけることが難しい場合もあるため、構築フェーズを中心にご支援を提供しています。

さらに、医療分野並びに病院情報システムを取り巻く環境は大きく変化しており、新技術やサービス等の普及も著しく技術の進展が期待されるものの、システムに対する重要性が高まり、また新たなセキュリティリスクに直面するケースも増えてきております。
加えて、医療情報業務に携わる人的リソースは限られており、病院各医院様も現行システムの保守運用を行いながら、新たなプロジェクトを推進することは非常に高い負荷を要してきております。

そのような事情もあり、ヴイエムウェアプロフェッショナルサービスでは、「病院情報システム向けプロフェッショナルパッケージ」というサービスパッケージをご用意しております。病院情報システムを熟知した経験豊富なコンサルタントが病院様及びシステムインテグレータ様と協力しプロジェクトを成功に導く高い価値を有したサービスです。

medi-it-infra-vdi_003

通常のサービスですと、緑色の部分、VMwareの設計メソドロジーに沿った設計のご支援と設計のレビューであったり、レポーティングや監視といった運用設計のご支援、または構築時の技術QA対応や技術情報の提供といった重点技術支援といった形でご提供しております。しかし、前段に記しましたように病院向けプロジェクトには特殊性もございますので、病院向けのご支援もご用意しております。このパッケージでは、黄緑色の部分、結合テストや運用開始後にご支援できるサービスも組み込まれております。例えば、本番切替え時の立会支援や段階的に仮想環境に移行してくる部門システムへのP2V支援などをご提供することも可能になっております。

あるお客様でこのパッケージを採用した例をご紹介します。

このお客様では、電子カルテシステムや部門システムが動作している仮想基盤や仮想デスクトップが動作している、仮想基盤のハードウェアが保守切れ対応のプロジェクトでしたが、そのタイミングで既存のVMware製品のバージョンアップ、また将来の地域連携ネットワークを見越したネットワーク構成やネットワーク強靭化を考慮してVMware NSX® Data  Center の導入が決定されました。その結果、VMware vSphere® / VMware Horizon / VMware NSX Data CenterというVMwareの主要なソリューションをすべて使用する複合的な案件となり、上記要件を確実に実現するために、お客様に当パッケージをご採用いただきました。

また、vSphere / Horizon / NSX Data Centerの設計支援に加え、vRealize® Operatios™の活用支援、カットオーバーに向けて、技術QA対応や設計支援を担当したコンサルタントがフォローアップを行うというサービスも導入頂いております。

 

medi-it-infra-vdi_004

このようにパッケージとはいいつつも、ご採用いただくソリューションなども考慮してカスタマイズすることも可能になっておりますので、ご相談いただければと思います。

プロフェッショナルサービスでは、豊富な支援実績によるナレッジを活用することでお客様の課題解決やプロジェクトの推進を様々なフェーズにおいてご支援いたします。

プロフェッショナルサービスを利用した病院の導入事例

おすすめ記事

この記事を読んだ人がよく読む記事

最新の「課題を解決」

人気の記事

関連情報

TOP