課題を解決

導入後に真価を発揮する HCI(ハイパーコンバージド インフラ)
Dell EMC VxRailによる仮想基盤の運用効率化(2/3)

2021/01/29

初期導入から運用までの工数を削減

システムの初期導入が簡単かつスピーディ

Dell EMC VxRailはVMware vSphere、VMware vSAN、VMware vCenter®が最初から組み込まれた状態で出荷されてきます。
「Dell EMC VxRailの各ノードをケーブル接続して電源を入れ、ウイザードに従って初期設定を実行すると1時間程度で導入作業が完了します。その日のうちに仮想マシンを実際に動かして、運用を開始することも可能です」(百瀬氏)

また、Dell EMC VxRailの複数のノードを接続する際は外付けのToR(Top of Rack)スイッチが必須となりますが、SmartFabric Services for VxRailという機能を使えば、これらのスイッチを含めた初期設定を自動化することが可能となります。この機能によりDell EMC VxRailのクラスタを構成するタスクの98%を自動化します。

導入後の運用管理、増設やアップグレードも簡単

Dell EMC VxRailの運用管理はVMware vCenterで行うことが可能です。すでにVMware vSphereを導入している企業はこれまでのスキルを生かすことができます。

ノード追加も簡単です。Dell EMC VxRailは最小3ノードから最大64ノードまで拡張可能なスケールアウトアーキテクチャーを備えており、新しいノードを同じセグメントのネットワークに接続すると、VMware vCenterの管理画面(vSphereクライアント)に自動検知されて表示されます。そのノードを選択して追加ボタンをクリックすれば、わずか約10分で拡張が完了します。前述のSmartFabric Services for VxRailを導入していれば、スイッチの設定変更も自動的に行われます。

「Dell EMC VxRailの場合、同じモデルでなければ追加できないといった制約もありません。実際にあるお客様では既存のGシリーズの仮想基盤にVシリーズを追加した例もあり、柔軟なスケールアウトを行っていただけます」(百瀬氏)
また、各ノードのスロットに空きがあれば、ディスクやメモリなどのスケールアップを行うこともでき、ビジネスの成長に応じた投資が可能となっています。

データ移行なしでシステムの移行も可能

仮想基盤にもライフサイクルがあり、導入から数年が経過するとハードウェアの更新が必要となります。そこで直面するのがデータ移行の問題で、長期間をかけた移行計画とその実施が必要となり、コストも膨らんでいきます。

Dell EMC VxRailでは、そんな苦労はありません。新しいノードを追加すれば、システムを停止することなく仮想マシンを移動させることが可能です。こうしてすべての仮想マシンを移行した後に古いノードを撤去すれば、それだけでハードウェアの入れ替えが完了します。データ移行の手間は一切生じません。

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