課題を解決

VMwareで一貫したハイパーコンバージドインフラ HCI Powered by VMware vSANの魅力(1/3)

2017/09/04

サーバ、ストレージ、ネットワークの仮想化技術を1つのプラットフォームに統合したハイパーコンバージドインフラが注目されています。ヴイエムウェアも業界のデファクトスタンダードとなったサーバ仮想化ハイパーバイザーVMware vSphere®とストレージ仮想化機能のVMware vSAN™を統合し、仮想インフラ全体をVMware vCenter®で一元管理するハイパーコンバージドインフラ製品として「HCI Powered by VMware vSAN」を提供しています。

VMwareベースのハイパーコンバージドインフラの特徴

ハイパーコンバージドインフラのメリット

外付けストレージを利用した従来型の仮想インフラと比べ、ハイパーコンバージドインフラを利用することでどんなメリットを得られるのでしょうか。下図に示すような運用管理のシンプル化、インフラの容易性と柔軟性の向上、トータルコストの削減などを実現することができます。

一般的なハイパーコンバージドインフラでできること

現在、国内外のさまざまなベンダーからハイパーコンバージドインフラが提供されています。VMwareが提供するHCI Powered by VMware vSANはそれらの他社製品とどのような違いがあるのでしょうか。
これまでハイパーコンバージドインフラの市場をリードしてきたのは、複数のハイパーバイザー(VMware vSphere、Microsoft Azure、Acropolis Hypervisorなど)に対応し、仮想アプラインスでの提供を基本とする製品です。これに対してHCI Powered by VMware vSANは、VMware vSphereに特化したソフトウェアのみでの提供となります。このように提供形態に若干の違いはあるものの、両者はそれぞれ大幅なアップデートを重ねてきました。結果、両者の最新バージョンを比較しても、核となるストレージ仮想化の機能面において“できること”にほとんど違いはありません。

他社製品との違いはストレージ仮想化のアーキテクチャー

一般的なストレージ仮想化技術とVMware vSANの違いは、表面的な機能ではなくアーキテクチャーそのものにあります。
一般的なストレージ仮想化技術は、任意のハイパーバイザーに対しても汎用性を持たせるため、ストレージのハードウェア層をベンダー独自のアーキテクチャーで抽象化しています。I/Oを仲介するコントローラ機能を持った仮想アプライアンスをホストごとに実装し、その抽象化されたストレージとNFSまたはiCSSIで接続する仕組みです。
これに対してVMware vSAN は、VMware vSphereの専用機能としてハイパーバイザーのカーネル(VMkernel)に組み込まれ、最適化されたストレージ仮想化技術です。VM(仮想マシン)とストレージ間を仲介する仕組みを簡素化してオーバーヘッドを抑制することで、高速なI/O処理とシームレスな管理を実現しています。

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