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病院における統合仮想基盤および仮想デスクトップの採用 (2/3)

2018/04/12

医療システムにおける仮想デスクトップとは

仮想デスクトップは、前述した仮想化技術を利用し、クライアント環境を仮想基盤で動作させ、画面情報だけを各端末に表示させます。仮想デスクトップはサーバ同様にサーバルームに設置され、サーバとの通信はサーバルーム内で行われるため、端末とサーバ間の直接通信はなくなります。仮想デスクトップを採用すると、ネットワークトラフィックが多くなり、ネットワーク環境の整備も必要だと思われがちですが、例えば従来端末とサーバ間でファイル送信などを行っていた場合、上述の通りサーバルーム内の通信に代わりますので、端末とサーバ間のトラフィックが減るケースもあります。また、データはサーバルーム内にある仮想デスクトップ環境におかれ、接続元の物理PC上にはデータが保持されませんので、セキュリティの向上にも繋がります。接続端末は通常の物理PCだけでなくモバイル端末やBYOD端末、自宅PCから接続することができるため、どこでも院内と同じ作業環境を表示することができます。

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さらに今まで物理PCのマスターイメージを管理していたように、仮想デスクトップではテンプレート(マスターイメージ相当)から仮想マシンの作成をする事ができますので、必要なアプリケーション、ウィルス対策ソフトなど同一の環境を作成することができ、物理PCで良く起こりがちな適切なパッチのインストール漏れや、ウィルス対策ソフトのパターンファイルの更新漏れといったバージョンの違いをなくすことができます。 仮想デスクトップの作成は、テンプレートを何台展開したいかを指定するだけで、簡単に作成することができます。ハードウェアが複数ある場合などは同じアプリケーションであったとしても複数のマスターイメージを管理していたと思いますが、仮想化するとハードウェアの違いはなくなるためテンプレートは1つで済みます。また、仮想デスクトップでUSBの利用を禁止するなどのセキュリティ制御も可能です。

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仮想デスクトップにした場合、従来の物理PCのログインと併せて、仮想デスクトップへのログインが必要となり、医師や看護師の負担が増える事を懸念されることがありますが、ADのログイン情報を利用して仮想デスクトップへログインや、スクリプトを利用して仮想デスクトップにログインするなどシングルサインオンを行う事も可能です。

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