IT価値創造塾

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中堅・中小企業の仮想化からクラウドまでをナビゲートします。

VMwareベースの仮想インフラで実現する災害対策のシンプル化 (3/3)

2019/01/25

災害対策の新たな選択肢となるクラウド活用

VMwareベースのクラウドを活用した災害対策

ここまでセカンダリサイトを所有していることを前提とした災害対策について述べてきました。しかし、すべての企業がセカンダリサイトを持てるわけではありません。遠隔地に別途データセンターを用意し、既存のデータセンターと専用線で結ぶといった新たな設備投資は、中堅・中小規模の企業にとって非常に重い負担となります。また、セカンダリサイトに設置するインフラは基本的に災害発生時まで利用されない休眠リソースとなるため、費用対効果を出しづらいのも問題です。
この課題を解決する選択肢となるのがクラウドです。VMware Cloud on AWS、VMware on IBM Cloud、あるいはVMware Cloud Provider Program(VCPP)のパートナーが提供するクラウドサービスなど、VMwareベースのクラウドを活用することで、セカンダリサイトを持つのと同等の災害対策を実現することができます。
なぜVMwareベースのクラウドが望ましいのかというと、オンプレミス(プライマリサイト)の仮想基盤として世界で最も多くの企業に普及しているのがVMware vSphereだからです。非VMwareベースの仮想基盤を採用したクラウド環境をセカンダリサイトとして災害対策を行おうとすると、仮想マシンの変換が必要となるなどシステムが複雑化してしまいます。

VMwareベースのクラウドを活用するメリット

  • プライマリとセカンダリの両サイトが同じSDDC(Software-Defined Data Center)のプラットフォームで構成され、管理の一元性も含めてシステムを簡素化できる。
  • サブスクリプションモデルに基づき、災害対策に必要なリソースを固定費ではなく月額制の重量課金で調達・維持できる。
  • 平時はクラウド側のリソースを最小限にしておき、災害発生時に運用を切り替えるタイミングでリソースを増やしてシステムを復旧できる。
  • グローバル対応しているクラウド事業者であれば、日本国内だけでなくて海外にも同じ災害対策の仕組みを簡単に実装できる。

VMware Cloud on AWSによる災害対策の仕組み

例えばVMware Cloud on AWSを選択した場合、先に紹介したのと同じVMware vSphere ReplicationやVMware Site Recovery Manager、VMware vSANのストレッチクラスタ機能を用いた災害対策の仕組みを構築することができます。もちろん1クリックで自動化された復旧など、いざという時のシステム復旧手順も同じです。

※VMware vSANストレッチクラスタ機能はVMware Cloud on AWSのアベイラビリティゾーン内での可用性を高めることができます。

また、クラウドサービスごとに提供されるデータ保護ソリューションを活用し、災害対策を実現することも可能です。

各クラウドサービスで利用可能なデータ保護ソリューション(例)

  • VMware Cloud on AWS:Commvault、Dell EMC Data Protection for VMware Cloud on AWS
  • VMware on IBM Cloud:Zerto、Veeam
    など

地震や津波などの激甚災害はいつ我々を襲うかもしれない重大な事業リスクであるだけに、対策は“待ったなし”です。VMwareベースのソリューションを活用し、できるところから一歩を踏み出すことをお勧めします。

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