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【導入事例】株式会社ゼンリンデータコム 様

2018/06/11

多彩な地図・ナビゲーションサービスを支える
IT基盤の運用管理の効率化と障害対応の迅速化を実現

「多様なサービスを安定的に提供するためには、仮想化環境の運用高度化が必要でした。 vRealize Operations Manager によってログ監視状況のリアルタイムな可視化から予兆検知まで可能になっています。プロフェッショナルサービスの支援によって属人化を排除し、大幅な運用工数削減に成功しました」

株式会社ゼンリンデータコム 取締役 執行役員 技術本部長 奥 正喜 氏
株式会社ゼンリンデータコム
取締役 執行役員
技術本部長
奥 正喜 氏
株式会社ゼンリンデータコム 技術本部 技術統括部 部長 高橋 完爾 氏
株式会社ゼンリンデータコム
技術本部 技術統括部
部長
高橋 完爾 氏
株式会社ゼンリンデータコム 技術本部 技術統括部 マネージャー 岡崎 静男 氏
株式会社ゼンリンデータコム
技術本部 技術統括部
マネージャー
岡崎 静男 氏

導入前の課題

  • 仮想化環境における運用負荷の肥大化抑止
  • システム運用における属人化の排除
  • 障害対応の迅速化

導入効果

  • vRealize Operations Managerによる運用管理の効率化
  • カスタムダッシュボードで直感的にシステム状況を把握
  • 予兆検知でトラブルを未然に防止

多彩なサービスを安定的に提供するための運用課題

ゼンリングループは、独自の調査体制と長年にわたって更新・管理されてきた地図データベースをもとに、住宅地図をはじめとする高品質な地図情報と高精度なナビゲーションデータを提供しています。ゼンリンデータコムは、同グループの地図資産をベースに各種検索エンジンやコンテンツデータを組み合わせて、多彩な地図・ナビゲーションサービスを展開しています。

一般消費者向けとしては、地図・ナビゲーションサービス「いつもNAVI」がよく知られており、NTTドコモユーザー向けの「ドコモ地図ナビ」のベースとして活用されています。最近では、パウダールームやカフェといった女性向け情報を中心とする「恋するマップ〜女子ちず〜」や美容トレンドを発信する「tredina」なども注目されています。

企業向けとしても、自動車メーカーやカーナビメーカーと共同でITS(Intelligent Transport System)の開発を行っているほか、観光支援APIや位置情報解析支援、動態管理支援などのサービスを提供しています。

「当社のサービスの中核となる地図描画や情報管理を行うエンジンには、インターネットを介して膨大なアクセスが発生します。これらを適切に処理し、安定したサービスを実現するためには、効率よく運用することが求められます。2012年ごろから、サイロ化が進んでいたシステムを更改し、VMwareの仮想化技術を採用してインフラの集約化を進めていました。ところが、多様なサービスを急速に集約したことで、新たな問題も顕在化していきました」と、取締役 執行役員 技術本部長の奥正喜氏は振り返ります。

システムの集約化は、運用を集中させて効率化を図るものです。しかし、収容するサービスが多いゼンリンデータコムでは、運用管理が複雑化していました。物理環境であれば、マシン単位で性能管理・キャパシティ管理などを行うこともできますが、仮想化された複雑な環境では困難になりがちです。トラブルが発生したときの影響範囲が広く、調査可能なスタッフも限られており、属人化が進んでいたことも問題でした。ログを追うことも困難で、障害原因の特定に時間が掛かってしまうこともありました。

そこでゼンリンデータコムでは、仮想化環境の運用問題を解決し、より安定的なサービスを実現するためにVMware vRealize Operations Managerを採用しました。

多様な運用ニーズをプロフェッショナルサービスで解決

技術本部 技術統括部 部長の高橋完爾氏によれば、同社がvRealize Operations Managerを採用した決め手となったのは、統合された高度な運用を実現できることでした。

「オープンソースソフトウェアなどでも運用管理ツールは提供されていますが、どうしてもポイントプロダクトになってしまいます。複雑な環境を運用するためには、多彩な連携機能を持つソリューションが必要でした。また、リアルタイムに運用状況を可視化することも重要で、それを実現できるのはvRealize Operations Managerだけだったのです」(高橋氏)

vRealize Operations Managerを用いれば、ストレージや仮想マシンなどの状況をリアルタイムに可視化し、障害の原因特定に役立つほか、障害の予兆検知も実現できます。これまでトラブル対策に時間がかかりがちだった同社にとって、これらの機能は非常に有効でした。

もう1つのポイントとなったのが、ヴイエムウェアのプロフェッショナルサービス(PSO)です。運用管理の状況を棚卸ししてみると、膨大な課題とニーズがあることが判明し、属人化を排除するためには、それらの要求に応える必要がありました。

「プロフェッショナルサービスを活用して、細かなニーズをvRealize Operations Managerに反映し、直感的に運用できる理想的な『カスタムダッシュボード』を作成してもらいました。一般的な技術情報だけでは、ここまでカスタマイズできるとはわからなかったでしょう」と、技術本部 技術統括部 マネージャーの岡崎静男氏は述べています。

vRealize Operations Managerとカスタムダッシュボードの導入によって、これまで属人化していた運用業務を分散することが可能となり、コストも運用負荷も大きく減らすことができました。さらに岡崎氏は、予兆検知機能によってプロアクティブなメンテナンスを実施できるようになり、障害発生を抑えられるようになったことも大きな効果だと分析しています。

クラウド活用でもVMware技術に期待

岡崎氏は、vRealize Operations Managerとカスタムダッシュボードにはさまざまな運用ニーズをかなえられる可能性があり、これまで以上に優れたサービスを提供していく基盤ができたと評価します。より効率的で効果的な運用を実現するため、「自動化」の採用も検討したいと述べています。

将来の展望として、奥氏はマルチクラウド化も視野に入れています。オンプレミスシステムもパブリッククラウドサービスも同等に捉え、それぞれのメリットを柔軟に活用することが、これからのゼンリンデータコムのサービスには必要です。

「例えば、2017年に発表された『VMware Cloud on AWS』は、非常に興味深いサービスです。パブリッククラウドサービスとオンプレミスで同じシステムを利用できれば、運用の範囲内で柔軟にインフラを採用できる可能性があります。ネイティブのクラウドサービスと連携できれば、さらに活用の幅は広がることでしょう。そうした選択肢を広げてくれる技術やサービスは、今後も大いに期待したいところです」(奥氏)

ゼンリンデータコムは、既存のさまざまなVMware技術に興味を持っており、積極的に検討していきたいとしています。さらに奥氏は、高度なニーズを実現していくためには、各種プロフェッショナルサービスが欠かせないとも述べています。

同社の先進的な地図サービスを、これからもヴイエムウェアの高度な技術と確かな製品、そして高品質なサービスが支えていきます。

図:VMware vRealize Operations Manager による運用の効率化・高度化

図:VMware vRealize Operations Manager による運用の効率化・高度化


お客様情報

お客様名
株式会社ゼンリンデータコム
WEBサイト
https://www.zenrin-datacom.net/
業種
SERVICE PROVIDERS
概要
2000年設立。住宅地図を中心としたゼンリングループの地図データをもとに、スマートデバイスやパソコン向けの地図ソリューション/サービスを提供。地図・ナビゲーションサービス「いつもNAVI」を中核として『ドコモ地図ナビ』『恋するマップ~女子ちず~』などのコンシューマ向けサービスを提供する一方、企業向けとしてもカーナビ開発、観光支援、位置情報解析、動態管理など多彩なサービスを展開している。
導入環境
vRealize Operations Manager Advanced、vRealize Operations 運用高度化支援

※上記は過去にVMware が制作したお客様導入事例の内容を元に作成しております。製品名・お客様の情報等は当時の内容です。

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