IT価値創造塾

VMware®

中堅・中小企業の仮想化からクラウドまでをナビゲートします。

【VMware Horizon Cloud 導入事例】
辻調理師専門学校・辻製菓専門学校 様

2018/07/21

全職員がVMware Horizon Cloudから
クラウド上の学事システムにアクセス
機密性の高い学生の個人情報を安全に管理

「ライセンスを複数のユーザーで共有できるVMware Horizon Cloudの同時接続数ライセンスによって、コストを増やすことなくユーザー数を拡張することができました。Horizon Cloudであれば、余剰リソースを使って別の用途でVDI環境を構築したり、自由にサイジングを変更したりできることもメリットになると考えました」

辻調理師専門学校・辻製菓専門学校 法人本部 総務部 人事・総務課 マネジングスタッフ 山田 祐仁 氏
辻調理師専門学校・辻製菓専門学校
法人本部 総務部
人事・総務課
マネジングスタッフ
山田 祐仁 氏
辻調理師専門学校・辻製菓専門学校 法人本部 総務部 人事・総務課 折口 瑛美 氏
辻調理師専門学校・辻製菓専門学校
法人本部 総務部 人事・総務課
折口 瑛美 氏

導入前の課題

  • DaaS環境にアクセスするライセンス数の不足
  • 学生の個人情報や成績情報を扱うPC端末のセキュリティ管理の徹底
  • アプリケーション利用において煩雑な複数のアカウント管理

導入効果

  • VMware Horizon Cloudの導入により、従来と同じコストで2倍の職員へのDaaSライセンスの付与が実現
  • 職員間の情報共有の促進、および情報漏洩、セキュリティ対策の強化
  • 端末の種類や場所に制約されないアクセス環境の実現
  • シングルサインオンの実現に向けた環境整備(VMware Workspace ONEの導入も視野)

DaaSのアカウント不足によりセキュリティ上のリスクが発生

1960年の設立以来、“Docendo Discimus(私たちは教えることによって学ぶ)”を建学の精神に掲げ、数多くのプロの料理人やパティシエを輩出してきた辻調グループ。その中核をなす辻調理師専門学校と辻製菓専門学校では、実習重視のカリキュラムによって、未来の食文化を担う人材を育成し続けています。
同グループでは従来、こうした教育を支えるITシステムについて、内部のITリソースを使ってシステムの開発や改修を行ってきましたが、オフコン廃止以降は外部リソースの積極的な活用にシフトし、2011年に情報システム部門を廃止しました。

2012年には約3,000人の学生の成績情報などを記録・管理する学事システムにクラウド型のサービスを導入し、そのアクセス基盤として国内ベンダーのDaaSを採用しました。その理由について、法人本部 総務部 人事・総務課 マネジングスタッフの山田祐仁氏は次のように振り返ります。

「DaaSを選択したのは、セキュリティとガバナンスを高めることが目的です。PC本体に学生の個人情報や成績情報などを残すことがなくなり、情報漏洩のリスクは大幅に軽減されます。また自社でサーバを持つ必要がなく、運用の負荷がかからないこともメリットです」

しかし、実際に運用を始めてみると、DaaSのアカウントが付与されていない職員も学生の情報を扱う機会があることがわかり、データの管理面で新たな課題が明らかになります。

「DaaSのアカウントは、学生情報を扱う頻度の高い職員、クラス担任、就職担当など合わせて250人分を用意していましたが、実際の職員数はその倍です。アカウントを持っていない職員と情報を共有しようとすると、PC本体にデータを転送することになり、セキュリティ上のリスクが生じます。そこで、ライトユーザーも含めた全職員がDaaSを利用できるようにすることで管理レベルを高めることにしました」(山田氏)

同時接続数ライセンスを評価しVMware Horizon Cloudを採用

辻調グループのDaaS環境の刷新においては、全職員に対するアカウントの付与に伴うライセンスコストが大きな課題となりました。経営陣からはコストの現状維持を要請されていたことから、新たな基盤の選定はこれを前提に進められました。こうした中で導入パートナーから提案されたのが、“同時接続数ライセンス”に対応したVMware Horizon Cloudです。最終的にこの提案を採用した理由について、山田氏は次のように話します。

「Horizon Cloud の“同時接続数ライセンス”では、クライアントごとのライセンスを複数のユーザーで共有できます。これによってライセンス数を増やすことなくユーザー数の拡張が可能になります。加えて、新学事システムの逐次導入にあわせ、新旧システムに対応する2種類のDaaS環境へリソース配分を移行するなど、高い柔軟性を備えたHorizon Cloudであれば、余剰リソースを使って別の用途でVDI環境を構築したり、自由にサイジングを変更したりできることもメリットでした」

こうして2017年3月にスタートしたHorizon Cloudによる新たなDaaS環境の構築は、設計、検証、アプリケーションの移行を経て、約半年後の9月には無事カットオーバーを迎えることができました。法人本部 総務部 人事・総務課の折口瑛美氏は「導入の過程では、クライアントPCへのアプリケーション配信で一部問題が出たものの、Webクライアントを併用することで大きなトラブルなく当初の計画通りにスムーズに移行ができました」と話しています。

機密性の高い個人情報を管理する学事システムを安全に利用

Horizon Cloudの同時接続数ライセンスにより、現在は約500人の全職員がDaaSを利用して学事システムにアクセスし、機密性の高い学生情報や成績情報を安全に取り扱えるようになりました。山田氏は「これまでと同じコストで調達した250のライセンスで、2倍の数のユーザーがDaaSを利用できるようになったのですから、劇的なコストパフォーマンスの向上です」と、その成果を高く評価します。

また適切なサイジングとチューニングにより、システムのパフォーマンスは低下することなく、ユーザーの満足度も高いといいます。折口氏は「ユーザーのほとんどは接続アプリが変わった程度の認識で、新たなDaaS環境を快適に利用しています。稼働直後は一部から操作に関する問い合わせがありましたが、現在は改善要望やサポートの依頼もなく、運用も順調です」と話します。

シングルサインオンの実現に向けてWorkspace ONEの導入を検討

Horizon Cloudで刷新されたDaaS環境が軌道に乗り始めた現在、学内ではWindows 7のデスクトップPCとノートPCをメインに、一部でMac OSが業務で利用されています。今後はHorizon Cloudの価値をより高めていくためにも、タブレットやスマートフォンなどのモバイル端末を使った学事システムの外部からの利用も検討していく方針です。

また、辻調グループでは学事システム以外にもさまざまなシステムが業務で利用されており、全職員がDaaSを利用できるようになったことから、これらのシステムへのアクセスをDaaSに限定してセキュリティを高めています。

一方、システムごとに異なるアカウント管理も継続課題です。各システムのアカウントはActive Directory、LDAP Manger、Office365(Azure AD)を通じて連携していますが、これらは構成が複雑で新規システムの連携にも工数がかかります。

こうしたことから同グループでは現在、クラウドサービス間の接続や認証基盤の統合によるシングルサインオンの実現を目指しています。山田氏は「あくまで検討段階ではありますが、ポータルへの最初のログインのみであらゆるアプリケーションやサービスが利用できるVMware Workspace ONEも、この課題の解消に向けた有効な選択肢だと考えています」と話します。

ITシステムのサービス化やアウトソーシング化によって、食文化を担う人材育成という本来の教育ビジネスへのリソース集約を進める辻調グループにとって、VMwareのソリューションは今後も大きな貢献を果たしていきます。

図:辻調グループが運用するVMware Horizon CloudによるDaaS環境の概要

図:辻調グループが運用するVMware Horizon CloudによるDaaS環境の概要

 


お客様情報

お客様名
辻調理師専門学校・辻製菓専門学校
WEBサイト
http://www.tsuji.ac.jp
概要
1960年に大阪市阿倍野区に辻調理師学校として設立以来、“Docendo Discimus(私たちは教えることによって学ぶ)”を理念に掲げ、一貫して食文化の未来を担う人材を育成し続けている。現在は専修学校の辻調理師専門学校および辻製菓専門学校をはじめ、実習を中心としたエコール 辻 大阪とエコール 辻 東京、上級校の辻調グループフランス校(2校)の計6校を展開。グループのこれまでの卒業生は国内外で約14万人、卒業生のオーナー店は2,800以上に達しており、その多くは卒業後も自ら学び続け、また後進を育成しながら日本の料理業界の発展を牽引している。
導入環境
  • VMware Horizon Cloud

※上記は過去にVMware が制作したお客様導入事例の内容を元に作成しております。製品名・お客様の情報等は当時の内容です。

導入事例一覧

このカテゴリのコンテンツ一覧をみる >

RSSを登録して購読する >

ニュースレターを購読する >

関連するコンテンツ

関連する資料ダウンロード