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【導入事例】三井住友建設株式会社 様

2014/06/06

vSphere with Operations Management を導入し、
仮想環境の運用管理をプロアクティブに変革

「仮想マシンに対するリソース配分を最適にコントロールしたいと考えました。勘や経験に頼ることなく、あるいは表面的に起こっている現象に左右されることなく、運用状況を可視化した根拠に基づき、対処にあたれるようになったことは大きな変化です」

企画部 ITグループ 課長 仙波 幹徳 氏
企画部 ITグループ 課長
仙波 幹徳 氏

企画部 ITグループ 主任 平賀 健 氏
企画部 ITグループ 主任
平賀 健 氏

導入目的

  • 仮想環境の稼働状況を可視化
  • ホストサーバに収容可能な仮想マシン数の把握

導入効果

  • 既存の仮想環境を診断して健全性の再確認
  • 仮想マシンに対する過剰なリソース割り当てを是正
  • 問題を先回りして解決するプロアクティブな運用管理

仮想環境に浮上したキャパシティ管理やリソース管理の課題

三井と住友の2つの建設会社の遺伝子を受け継ぐ三井住友建設は、土木・建築双方の強みを生かしながら、時代のニーズに対応する事業体制を築いてきました。現在、「第4次中期経営計画 2013-2015」を推進中にあり、その計画達成に向けて全社一丸となって取り組んでいます。特に第3次中期経営計画で大きな成果を上げ、第4次中期経営計画でも重点テーマとして掲げているのが、海外事業の強化です。
例えば、インドネシアで初めての地下鉄となる大量高速交通システム(MRT)の工事を受注。ジャカルタの交通渋滞問題解消に大きな貢献が期待されています。
こうした多角的なビジネスの成長を支える原動力として、同社が注力しているのがIT基盤の整備です。なかでもサーバ仮想化への取り組みは積極的で、2007年にいち早くVMware vSphere®(当時、VMware ESX Server)を導入し、活用を進めてきました。
同社 企画部 ITグループの課長を務める仙波 幹徳氏は、次のように話します。
「当初は、老朽化したサーバを統合して運用継続することを主な目的に仮想化を導入したのですが、年月を重ねるうちにその対象を拡大してきました。現在では、新規サーバを立ち上げる際は、常に『仮想マシンファースト』で考えています」
この結果、同社におけるサーバ統合は加速的に進展し、4台の物理サーバ上で約130VM(統合率32.5)が稼働している状況にあります。
一方で顕在化してきたのが、仮想環境におけるキャパシティ管理やリソース管理に関する課題です。
「どんどん仮想マシンが増えていく中で、ホストサーバにどれくらい余力が残っていて、あとどのくらい仮想マシンを構築できるのか。そもそも各仮想マシンには適切なリソースが配分されているのか。稼働状況を正確に“見える化”し、最適にコントロールできる仕組みが必要になってきました」(仙波氏)

仮想マシンをあと何台くらいまで収容できるのか、一目で理解できる

様々なベンダーの運用監視ソリューションを検討していた中、VMwareのセミナーで仙波氏が目にしたのが、「vSphere with Operations Management」です。
「メモリやCPU、ストレージ容量などのリソースがどれくらい残っているのかという値を示すのではなく、具体的に仮想マシンをあと何台まで収容できるのか、一目で理解できるように示してくれる点に引かれました。また、突発的なスパイク値には反応せず、仮想環境の稼働状況を継続的に監視し、本当に異常が発生していると判断された場合にのみアラートを発することにも驚きました」
さらに、仙波氏とともにVMwareセミナーを訪れた同社 企画部 ITグループ 主任の平賀 健氏が、このように言葉を続けます。
「私が特に注目したのは、トラブルシューティングに関する機能です。ダッシュボード上で異常表示されている箇所をドリルダウンしていくと、簡単に問題点にたどり着くことができます。仮想環境を的確にコントロールしていく上で、これは非常に効率的な運用管理ツールになると感じました」
もちろん、ソリューション選定に際しては、コストも重要な要件となります。
「正直、仮想マシンの増加とともにコストも膨らんでいくゲストライセンスだと導入は厳しいとも考えていました。その点、vSphere with Operations ManagementはCPUライセンスで導入可能なことが良かったです」(仙波氏)
こうした経緯を経て同社は、vSphere with Operations Managementが最適と判断しました。

不要となったリソースを適宜回収して再利用することが可能に

2013年8月に導入されたvSphere with Operations Managementは、すぐに同社に定着しました。
「製品画面インタフェースが非常にわかりやすく、特にマニュアルなどを参照することもなく使い始めることができました。さっそく既存の仮想環境に適用して『健全性』を診断してみたところ、『グリーン(正常)』の結果が示されて安心しました」(仙波氏)
一方、「リスク」に関しては「レッド(警戒)」が表示されたのですが、こちらはもともと想定していた結果です。
「メモリやストレージがひっ迫していることは以前から認識していたことで、vSphere with Operations Managementによって追認できたという意味では、むしろ良かったと考えています。この裏付けを得たことで、ハードウェアの増強に踏み切ることができました」(仙波氏)
また、各仮想マシンに対するリソース配分を最適にコントロールしたいという当初からの狙いに関しては、実際に改善すべき問題を発見することができました。
「既存のいくつかの仮想マシンに、過剰なリソースが割り当てられていることが明らかになったのです。例えば、全体メモリのうちの6~7%を再配置できるという結果が示されています。現在、ERPのリプレースを進めている都合もあって、一時的にリソースが不足しているのですが、落ち着き次第この結果をもとに業務部門と調整を図ろうと考えています。いずれにせよ、勘や経験に頼らず、あるいは表面的に起こっている現象に左右されず、根拠を持って対処にあたれるようになったことは大きな前進です」(平賀氏)
その他、スナップショットを取得したままの仮想マシンをリストアップするレポーティング機能も役に立っています。実は同社は以前、スナップショットを取得した仮想マシンをそのまま忘れて放置してしまい、ストレージを大量消費していた経験があるのです。導入後は同じ轍を踏むことなく、不要となったスナップショットのためのリソースを全て回収して適切に再利用しています。
こうして同社は、従来の問題が起きてから対処するリアクティブな運用管理から、問題が起こる前に先回りして解決するプロアクティブな運用管理へと変革を実現しました。

vSphere with Operations Managementによる三井住友建設の仮想環境の状況診断画面

vSphere with Operations Managementによる三井住友建設の仮想環境の状況診断画面

Horizon Viewの基盤にも導入し、仮想デスクトップ基盤の高度活用を目指す

現在、同社の社内にはまだ100台くらいの物理サーバが残っており、引き続きこれらを順次仮想化していく計画です。
また、今回vSphere with Operations Managementを導入することで得られた様々な効果を踏まえ、同社は別途展開しているの仮想デスクトップ基盤「VMware® Horizon View™」の最適な運用管理を支えるべく、「vCenter Operations Manager for Horizon View」も導入しました。
Horizon Viewそのものは、すでに約200の国内作業所拠点に導入され、利用が進んでいるのですが、リソース管理はまだ十分に徹底できていません。その影響もあって、一時的なパフォーマンス低下などの問題が起こっています。
「vCenter Operations Manager for Horizon Viewを活用することで、仮想マシンと同様に各仮想デスクトップの稼働状況についても“見える化”を実現し、そこで発生している様々な問題を解消していきます。また、それによって仮想デスクトップ基盤の最適化を図り、海外作業所拠点への展開、BYODを含めたスマートデバイス対応やワークスペースの活用など、エンドユーザーの利便性をさらに向上していきたいと考えています」(仙波氏)
vSphere with Operations ManagementならびにvCenter Operations Manager for Horizon Viewによって強化された仮想環境をベースに、同社のIT戦略もより高度なフェーズにシフトしていきます。


お客様情報

企業名
三井住友建設株式会社
Webサイト
http://www.smcon.co.jp/
業種
総合建設業
事業概要
三井建設と住友建設の合併により、2003年に新しいスタートを切りました。「くらしをささえるものづくり」を続ける総合建設会社として、安全で快適な社会の実現を目指しています。長年培ってきた超高層建築やプレストレストコンクリート橋梁などの建設技術を土台とし、人々が豊かに生活していける空間を提供。21世紀を“豊かな未来づくり”の時代と位置づけ、高品質な商品の提供、環境問題にも積極的に取り組んでいます。
導入製品
VMware vSphere® with Operations Management™

※上記は過去にVMware が制作したお客様導入事例の内容を元に作成しております。製品名・お客様の情報等は当時の内容です。

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