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【導入事例】株式会社シノテスト 様

2012/11/08

VMware® Horizon View™の導入によりPC運用管理の負荷を大幅に軽減
既存システム資産の継承、在宅勤務への容易な対応を実現

病気の早期発見・治療に欠かせない臨床検査薬。シノテストは、1951年世界に先駆けて臨床検査薬キットの開発・製造・販売を始めたパイオニア企業です。
創業以来、医療現場のさまざまなニーズに応え、医薬品製造の基本であるQMS(Quality Management System)を遵守し、品質管理を徹底することで医療関係者の信頼を獲得。検査薬業界(生化学分野)において国内有数のシェアを占める企業に成長。予防医学に貢献する信頼性の高い検査薬を通じて、社会に貢献する企業活動を展開しています。
同社は、2007年の新潟中越沖地震をきっかけとして、社長直轄でBCP(事業継続計画)プロジェクトを発足。災害時でもユーザ(患者)に製品を安定供給するため、原料仕入先や生産拠点の二分化、インフラの見直し、自家発電設備の設置などを実施。
日常業務や生産ラインがIT化された環境では、システム障害が直ちに生産・出荷に影響を及ぼすため、システム冗長化、DR(ディザスタリカバリ)、在宅勤務への対応など鋭意取り組まれています。

パイオニア精神は情報システムにも息づいており、システム情報部テクニカルマネージャ 芦田氏は次のように語ります。
「当社の情報システム部門は、社長直轄で組織され6名でシステム構築や運用を行っています。従来400台以上のPCの運用管理には大きな負荷がありました。またWindows XPのサポート終了に伴う既存システム資産の継承も急務でした。こうしたさまざまな課題を解決するべくVMware Horizon Viewを導入しました。震災時に在宅勤務を実施した際にはゼロクライアントを貸し出すことで容易に対応できました。現在モバイル端末の活用を検討中です。」

導入目的

  • 故障対応、保守、セキュリティ対策などPC運用管理の効率化
  • Windows XPサポート終了に伴う既存システム資産の継承
  • 外出先や自宅から安全に社内へアクセスできる仕組みの確立

導入効果

  • サーバ側で仮想デスクトップ(クライアント)の一元管理を実現
  • コストをかけることなく既存システム資産を継承
  • 震災時、ゼロクライアントの貸し出しにより在宅勤務にも容易に対応

サーバ仮想化の成功がデスクトップ仮想化の弾みに

「2007年VMware vSphereのトライアル版を使ってサーバ仮想化の検討を開始。vSphereを社内で検証した結果、安定性・信頼性が非常に高く、運用や危機管理の面で効果が期待できることから、サーバ仮想化に着手、全て自社にて構築しました。その導入効果は劇的で、当時40台あったサーバは1/4に削減。社内的にインパクトが大きく、その勢いもあって、デスクトップの仮想化にも取り組むことになりました。」と振り返ります。

従来の様々な課題を解決できるデスクトップ仮想化

従来のPC利用では、運用管理面で様々な課題を抱えていました。PCの故障は利用者も困るし、運用管理面でも回収や再インストールなど多くの工数が掛かります。400台以上のPCの定期メンテナンスの実施も非常に困難でした。
セキュリティ面ではOSの更新などもユーザーに任せていたため、パッチの適用漏れや不適切なソフトウェアのインストールに対しても有効な対策を打てない状況でした。 その中で、大きな課題はWindows XPのサポート終了でした。「新しいOSに対応するためには、自社開発ソフトなどの既存システム資産の改修に莫大なコストがかかります。既存資産の延命は重要なポイントでした」と芦田氏は説明します。

自社検証で安定性と信頼性を確認しVMware Horizon Viewの採用を決断

VMware Horizon Viewを採用した理由について「2009年、サーバ仮想化により余ったリソースを活用してVMware Horizon Viewの評価を開始。無償セミナーにも参加して運用ノウハウを蓄積、これなら使えると確証を得ました」と、芦田氏は話します。
画面転送プロトコル「PCoIP (PC over IP)」も採用のポイントとなりました。「当社は社員向けに会議の録画映像を配信しています。この録画映像を再生できるというのは絶対条件でした」。
2010年11月、VMware Horizon Viewによる仮想デスクトップを導入。現在、4台の物理サーバ上で、VMware Horizon Viewの仮想マシンが約100台稼動、この後も順次拡大を予定しています。VMware Horizon Viewの端末にはゼロクライアントを採用。その理由について「映像をスムーズに再生するためにOS依存のシンクライアントだと高性能なマシンが必要です。そこでPCoIP専用チップを搭載したディスプレイ一体型のゼロクライアントを選びました。またゼロクライアントでは、設定変更やFirmwareの更新などがセンターで集中管理できるため、管理工数の大幅な削減が図れます」と芦田氏は説明します 。

震災時の在宅勤務にも容易に対応

仮想デスクトップの導入効果について、システム情報部 部長 井上 孝之氏は「既存のシステム資産の継承はもとより、モバイル端末を使った棚卸や在宅勤務など将来性が広がったことも大きなメリットです」と語ります。
また、BCP(事業継続計画)対策としてVMware Horizon Viewの有効性について「何処にいても自分のデスクトップ環境を利用できるのは便利ですね。東日本大震災のときに、業務継続性の観点から在宅勤務を実施しました。その時もゼロクライアントを貸し出すことで容易に対応できました」と井上氏は話します。
PCの寿命は約4年ですが、稼働部品を搭載していないゼロクライアントなら、更に長いサイクルでの運用が可能になります。今回のデスクトップ仮想化のプロジェクトを振り返り「サーバリソースがあれば、まずは最小単位でも実施してみるべきだと思います。構築自体は決して難しくありません」と芦田氏は話します。
同社の今後について「iPadなどモバイル端末の活用は直近の課題です。現在はPCを持ち出して使っていますが、仮想デスクトップならデータが一切端末に残らないのでセキュリティの強化も図れます。また、サーバの統合により1台の物理サーバのリスクは拡大するため、人、コスト、モノのバランスを考え、迅速な復旧体制の確立も重要なテーマです」と井上氏は見据えます 。

仮想基盤


お客様情報

企業名
株式会社シノテスト
Webサイト
http://www.shino-test.co.jp/
業種
医療/福祉
導入製品
VMware vSphere, VMware Horizon View
対象サーバ数
10〜49台
利用ユーザ数
100名~499名

※上記は過去にVMware が制作したお客様導入事例の内容を元に作成しております。製品名・お客様の情報等は当時の内容です。

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