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【MDM導入事例】清教学園

2015/12/15

全教員へ導入したモバイル端末に対して
AirWatchで運用管理の効率化を実現
全生徒1700台規模で個人利用端末活用も視野に

「AirWatchの多様なOSへ対応している点、大量の端末の容易な管理が実現できる点は大きく評価しました。他社のツールと比べても、AirWatchのライセンス体系はOSによって異ならないシンプルなもので、生徒のBYODを検討している当学園にとっては最適でした」

清教学園 理事・総合企画部長 小林 直行 氏
清教学園
理事・総合企画部長
小林 直行 氏
清教学園 ICTコーディネータ 高橋安史氏
清教学園
ICTコーディネータ
高橋 安史 氏

導入前の課題

  • 「一人ひとりの賜物を生かす」という建学の精神に基づく学習環境の実現
  • 生徒のモバイル端末活用に備え、教員のモバイル端末の利用促進
  • 多様な端末を一元管理できる端末管理の仕組みの整備
  • 無線LANへの不正アクセスを防ぐ設定変更の自動化と効率化

導入効果

  • 教育の可能性拡大や校務効率化を支えるモバイル端末環境を実現
  • 多様な端末を一元管理可能になり、生徒の自由な端末利用を可能に
  • 無線LANの設定変更に伴う作業負荷を激減

建学の精神に基づく学びの実践に向けて 個を生かすIT環境の整備が課題に

大阪府河内長野市に校舎を置く、男女共学の中高一貫校である清教学園。「一人ひとりの賜物を生かす」というキリスト教主義の建学の精神に基づき、1951年の開校以来、「神を愛し、人を愛し、真理を追究して知性を高める」という理念の下で教育活動を行っています。

その一環として清教学園が数年前から注力しているのが、ITの活用です。同学園はこれまで、学習の成果物をデジタル化して一元管理し、生徒自身の振り返りによって今後の学習につなげる「eポートフォリオシステム」や「学習管理システム」などの活用に着手してきました。清教学園で理事・総合企画部長を務める小林直行氏は、「当学園がIT化に取り組む根本には、『一人ひとりの賜物(たまもの)を生かす』という、キリスト教主義に基づく建学の精神があります。各種のITツールは、各生徒の関心に合致した多様なコンテンツによる教育を実践できる点で、建学の精神に沿ったものだといえます」と、IT化の狙いを説明します。

そんな同学園が次の一手として準備を進めているのが、2016年4月から全生徒を対象にした、1700台規模のモバイル端末の教育現場での活用です。最近では、個人利用のモバイル端末を持ち込んで利用する「BYOD」の採用が教育機関の間で進みつつあります。清教学園でもBYOD採用を選択肢に入れています。学校側で端末を指定した形でBYODを採用する例が増えつつありますが、同学園は端末選択を生徒の判断に任せる考えだといいます。「端末は文房具のように、生徒自ら選んで利用する方が望ましい」(小林氏)という考えからです。

生徒のモバイル端末活用に向けて清教学園がまず進めたのは、教員がモバイル端末を使用できる環境の構築でした。清教学園 ICTコーディネータの高橋安史氏は、次のように語ります。「IT機器の使用に積極的な教員ばかりでないことは分かっていました。しかし、小規模で進めてきたタブレットの導入実績から、「『使ってみてもらえば分かってもらえる』という手応えはありました」

端末管理の効率化にAirWatchを採用多様なOSへの対応、管理性など評価

教職員のモバイル端末活用に向けて、清教学園ではまず校内無線LAN環境を構築。2014年9月の工事完了以降、コンピュータ教室を中心に運用を始めました。そして翌年の2015年4月には、非常勤教員を含めた全教職員の約140人に「iPad」を配布しました。

この運用に当たって大きな課題となったのが設定作業、とりわけ無線LANの設定変更でした。教職員、生徒を含めた校内無線LANの不正規な接続を防止しつつ、退職者や卒業生によるアクセスを防止するための設定変更をいかに継続的に進めるかが、大きな課題となっていたのです。

この問題を解決するために清教学園がモバイル端末と併せて導入することを決めたのが、モバイルデバイス管理(MDM)ツールでした。製品選定には、「多様なOSへの対応」「大量の端末の容易な管理」などの要件を基に、各社の製品の比較検討を実施しました。その結果、同学園が選んだMDMツールの1つが、ダイワボウ情報システム(DIS)から提案のあったヴイエムウェアの「AirWatch by VMware」(以下、AirWatch)でした。

清教学園がAirWatchを採用した理由の1つは、対応OSの多様さでした。AirWatchは「Android」「iOS」「Windows」など、主要なモバイルOSを幅広くサポートしています。生徒が持ち込むあらゆる種類の端末をカバーできるとの判断に至りました。「他社のMDMツールの中には、管理対象端末のOSごとにライセンスが異なるものもあります。対して、AirWatchのライセンスはOSを選ばないので、仮に生徒が端末を機種変更したりしてもライセンス変更といった煩雑な作業をする必要がありません」(高橋氏)

端末にインストールしたアプリケーション「AirWatchエージェント」を通じ、アクセス管理やコンテンツの構成といった各種設定が自動化できること、管理コンソールで全端末の一元的な管理が可能な点も、高く評価しました。システム担当者が3人と限られる清教学園にとって、こうした運用管理の効率化につながる機能の充実度は魅力的だったのです。さらにAirWatchはオンプレミスに加えてSaaSとしても提供されており、ITの所有にまつわる手間から解放されることも選定のポイントでした。

MDMツールの選定に当たっては、DISが同学園を側面から手厚く技術支援しました。「モバイル端末活用の仕組みを円滑に整備することができたのも、AirWatchそのものの導入のしやすさに加え、DISの側面支援があったからこそです」(高橋氏)

校務効率化・学習効果向上を実現 1700台規模のモバイル端末活用に手応え

製品導入はキヤノンITソリューションズによって行われ、同学園にAirWatchと併せて導入されたモバイル端末により成果が挙がり始めています。まず、懸案であった無線LAN設定の定期的な変更が効率化されました。「管理コンソールから全端末に対して一斉に各種設定ができます。また、AirWatchエージェントを端末にインストールするまでは校内LANに接続できないように設定すれば、不正アクセスも確実に防止できます」(高橋氏)

さらにAirWatch導入によって問題なく運用できるようになったタブレットの活用により、教育現場でも多大な効果が現れています。「たとえば、技術科の授業ではんだごての使い方を説明する際、これまでは教員の手元をきちんと見ることができるのは最前列の生徒だけでした。これをiPadのカメラからプロジェクターに映す方法に変えたことで、全員がアップで見ることができるようになりました」(高橋氏)。体育の授業や部活動でも、自分のフォームや動きを動画で確認できるなど、活用の裾野は広がり続けています。

今後、生徒一人一台が実現すれば、さらなる効果が見込まれます。例えば、紙の印刷物による配布を生徒のモバイル端末へのファイル送信に切り替えることで、配布物の紛失防止が期待できるだけでなく、教員が印刷作業に取られていた時間を、より本来的な教育活動に回せるようになります。

授業や校務に具体的な効果が現れていることは、教員にとってもモバイル端末を受け身の姿勢ではなく、積極的に活用していくモチベーションになり得ます。1700台規模のモバイル端末活用に向けて、準備は着々と進んでいます。

 

図:清教学園が運用するAirWatchによる端末管理システム

図:清教学園が運用するAirWatchによる端末管理システム


お客様情報

学校名
清教学園
WEBサイト
http://www.seikyo.ed.jp
業種
学校教育
概要
清教学園中学校・高等学校、清教学園幼稚園を擁する清教学園。1934年開園の「私立めぐみ幼稚園」を源流とし、幾たびの改組を経て1951年、大阪府河内長野の地に開校した。同年に中学校、1968年に高等学校を開校。「神ある教育は愛ある知恵に人を導く」という精神、「神を愛し、人を愛し、真理を追究して知性を高める」という志を基に、良識ある知識人を輩出し続けている。
導入環境
AirWatch Blue Management Suite

※上記は過去にVMware が制作したお客様導入事例の内容を元に作成しております。製品名・お客様の情報等は当時の内容です。

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