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【導入事例】住商モンブラン株式会社 様

2014/08/19

サーバOSに対応するViewにより、低コストで仮想デスクトップを導入。
BCPにも対応し、社員のワークスタイル変革を実現

住商モンブラン株式会社 総務部 IT企画課長 横田 昌宏 氏
住商モンブラン株式会社 総務部
IT企画課長 横田 昌宏 氏
「仮想デスクトップ用のOSとしてWindows Server 2008 R2を利用することで、クライアントOSを使用する場合と比べ、コストを削減。PCをリプレースするのと同程度の低コストで、ユーザーの利便性を損なうことなくVDIを導入することができました」

導入前の課題

  • ビジネスを止めないためのIT基盤強化の必要性
  • 情報漏えいを避けるためにノートパソコンやモバイルの社外利用を禁止していたことによる効率的な業務の阻害
  • PCのセキュリティパッチの更新がユーザー任せだったため、セキュリティレベルが統一されていない
  • PC故障時など4日程度の時間と工数がかかっていたり、PCの運用管理に多大な負荷

導入効果

  • Server VDIを選択し、仮想デスクトップの導入コストを削減
  • 社外および他拠点からも自分のデスクトップ環境を利用できるようになり業務効率が向上
  • PC端末の故障時に4日程度かかる対応時間と工数から解放

ビジネスを止めないためのIT基盤の構築を実現しつつ、
業務生産性をあげるためにワークスタイルを変革するには?

白衣を中心としたサービスユニフォームに特化した他社にはない個性を発揮し、成長を遂げてきた住商モンブラン。全国1,000社を超える販売代理店にカタログを展開し、現在1日あたり平均2万アイテムの商品を出荷しています。
そこでの生産・物流・販売・財務といった一連のビジネスプロセスが、統合型サーバ上に構築された「トータルオペレーションシステム」と呼ばれるIT基盤で運用されています。これらの基幹システムは当然ミッションクリティカルで、同社 総務部 IT企画課長の横田昌宏氏は次のように話します。
「当社は“即納”体制を維持するため、小ロットの受注・配送システムを構築し、全国の各販売代理店に即日発送を行っています。外部の物流業者との出荷指示データのやりとりは非常にタイトで、受注締め切りは12時です。システムに障害が起こり、この時間にわずか5分遅れただけでも物流はすべて止まってしまうのです」
こうしたことから同社は、ビジネスをいかに止めない仕組みを作ることができるか、BCP強化をIT基盤の大命題として取り組んできました。
そのかたわらで、新たな課題として2012年頃から検討を進めてきたのが、営業をはじめとする社員のワークスタイル変革です。
同社は当初、「情報資産は外に持ち出さない」というセキュリティポリシーのもと、基本的にモバイルの利用を禁止していたのですが、外出中に顧客から届いた緊急メールも部門メールアドレスで社内にいる人に読んでもらい、対処や取り次ぎを行ってもらうなど、多くの弊害を抱えていました。遠地出張などのために特別に持ち出しが許可されたノートPCも用意されてはいたのですが、その他にも重いカタログを数冊持ち運ぶ必要があり、大きな負担となっていました。
そうした中、世の中で注目を集め始めたのがスマートデバイスです。
「ユニフォームはイメージで売っている要素も大きく、紙のカタログだけでは表現しきれなかった部分にiPadなどのスマートデバイスを活用することで、より効果的な営業活動に役立てられるのではないかと考えました」(横田氏)
同じ頃、同社は様々な業務システムやコミュニケーション基盤のWeb化を進め、他拠点からもアクセスできる環境を整えつつありました。不便だったメールについても、クラウドサービスへの移行を進めてきました。
「要するに、あらゆるデータをサーバ側で管理し、ユーザー側のデバイスにデータを残さない仕組みを用意すればセキュリティの問題は克服できるのではないか――。このアプローチに確信を持てたことが、ワークスタイル変革への起点となりました」(横田氏)

Viewが対応するServer VDIに着目。
PCのリプレースと同程度のコストでVDI導入を実現

常に故障やウイルス感染などのリスクをともなうデバイス依存から脱却することは、BCP強化につながります。また、どの拠点からも同じようにシステムにアクセスできる環境をサポートすることで、ワークスタイル変革を推進することができます。この2つの取り組みが1つに合流する形で、同社がたどり着いたのがVDI(仮想デスクトップ)という選択肢です。そして2014年1月、VMware Horizon View Standard Editionの導入を決定しました。
「他社製品も検討しましたが、スマートデバイスを意識した機能や将来性、圧倒的な導入実績などを考慮すると、やはり一番優れていたのがViewでした。 実際にヴイエムウェア社のハンズオンセミナーなどにも参加し、使い勝手の良さも実感することができました」(横田氏)
もっとも、VDI導入にネックがなかったわけではありません。最大の問題はコストで、同社は「PCをリプレースするのと同程度のコストでVDIを導入できないものか」という要望を持っていました。そこで目にしたのがViewで、「Server VDIを利用できることが決め手となりました」と横田氏は強調します。
Server VDIとは、仮想デスクトップのOSとしてサーバOSを利用するものです。Windows 7やWindows 8などのクライアントOSを利用する場合と比べ、コスト削減できるというメリットを得られます。

既存のWindows XPのPCをそのまま活用し、さらにコストを抑制
ユーザーの業務効率は大幅にアップ

2014年6月現在、同社は経営陣や管理職、営業社員など、約50名のユーザーに対してVDI環境を展開しています。
「従来から使ってきたWindows XPのPCをそのまま活用し、主に仮想デスクトップにアクセスする機能に絞って使わせることで安全性を担保しつつ、端末にかけるコストも抑制しています。すでにメールをクラウドサービスに移行していることもあり、ユーザーのデータについても『マイドキュメント』を移行するだけで簡単に終えることができました」(横田氏)
なお、Server VDIを導入したことにより、各ユーザーは仮想デスクトップ上でサーバOS(Windows Server 2008 R2)を利用しているのですが、この点についてもまったく問題は起きていません。
「Windows Server 2008 R2のユーザーインタフェースも、デスクトップエクスペリエンス機能を有効にしていることで、これまで通り、クライアントOSを使用しているように利用できています。各拠点で説明会を1回実施しただけなのですが、移行翌日から全員、当たり前のように仮想デスクトップを利用しています」(横田氏)
むしろ、以前では始業時に長時間を要していたPCの起動や、シャットダウン時に行われるWindows Updateなどに待たされることがなくなり、多くのユーザーから好評を得ています。そして何より、異なる拠点で仕事をする際にも、常に同じ自分専用のデスクトップを利用できるようになり、業務効率が大幅に改善しました。
もちろん、VDIはIT管理者側にも、大きな導入効果をもたらしています。
「これまでユーザー側に頼っていたOSの更新をIT部門側で一括して行えるようになり、クライアント端末のセキュリティレベルを均一に保つことが可能となりました。また、各ユーザーのPCが故障した際に、その対応のために従来は4日程度の時間を要していたのですが、現在は代替機を提供するだけの即時対応を実現しています」(横田氏)

スマートデバイスを利用した、場所に依存しないワークスタイル変革とBCP強化へ

同社はこれまで獲得してきた成果を踏まえ、残っている約60名の内勤社員も対象に、VDI環境の全社展開を進めていく考えです。
同時に、すでにVDI環境を利用している経営陣や管理職、営業社員に対しては、2014年内をめどにスマートデバイスを配布する計画です。これにより、社内外の場所を問わず、いつでも、どこでも仕事をすることが可能となります。
背景にあるのは、ワークスタイル変革を本格化していくという狙いですが、それだけではありません。「災害対策とシステム障害対策だけがBCPではない」とする同社の、人を主体とした事業継続に対する思いがあります。交通機関の麻痺や感染症のパンデミックなどにより、出勤できなくなった際にも仕事ができる環境を整えておく必要があります。スマートデバイスからも各自の仮想デスクトップを利用できるようにすることで、それが可能となるのです。
「VDIは多様なビジネスの局面に高い効果をもたらすソリューションであり、限定的な範囲でもトライしてみる価値があります。例えば、外回りが多い営業社員や重要なデータを扱っている社員のセキュリティ対策など、目に見える導入効果を出しやすい業務からスモールスタートすることをお勧めします」と横田氏はアドバイスを送ります。

仮想化導入事例 住商モンブラン株式会社 様


お客様情報

企業名
住商モンブラン株式会社
Webサイト
http://www.scmb.co.jp/
業種
白衣(医療・食品用)、サービスユニフォームをはじめ、作業服等、二次製品及び各種織・編物素材の企画、生産、販売
事業概要
繊維業界が好景気にわいていた1950年に創業。生地や縫製の確かさで売上を伸ばし、1965年にユニフォームのブランド「テルスター」を立ち上げた。1972年には、商品構成や営業形態を見直し、ブランド名を現在の社名にも使われている「モンブラン」に改めた。「お客さまとの強い信頼関係」を重視し、カタログに掲載している大量の商品の在庫数を常に把握し、スピーディーな納品を徹底するシステム確立。2000年には、これまで以上に厳しい目でクオリティを検査する品質管理室を設立し、「繊維製品品質管理士」の資格を有するスタッフを多く擁するようになった。現在では、定番スタイルから流行に即したデザインまで幅広く提案できる企画力の向上にも励んでいる。お客さまの声に、品質・デザイン・即納で応え続け、白衣を中心とするユニフォーム業界でNO.1になるため、「どこにも負けないモノ作りの会社」を目指す。
導入製品
VMware vSphere、VMware Horizon View Standard Edition
利用ユーザ数
50名
導入パートナー
リコージャパン株式会社
http://www.ricoh.co.jp/sales/about/

※上記は過去にVMware が制作したお客様導入事例の内容を元に作成しております。製品名・お客様の情報等は当時の内容です。

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