導入事例

【導入事例】 大阪市高速電気軌道株式会社 様

2019/04/01

民営化に伴う環境変化に対応すべく
サーバーからネットワークまで完全な仮想化へ
未来のIT計画もプロフェッショナルサービスがサポート

「システム全体をネットワークまで仮想化するのは、当社にとって大きなチャレンジでした。しかしVMwareの仮想化技術により、ハードウェアの集約と安全性と利便性を実現することができました。将来の計画についてもフラットな視点でアドバイスをくれるため、非常に助けられています」

大阪市高速電気軌道株式会社 法務・総務部 ICT企画課 課長 安井 睦人 氏
大阪市高速電気軌道株式会社
法務・総務部 ICT企画課 課長
安井 睦人 氏
大阪市高速電気軌道株式会社 法務・総務部 ICT企画課 係長 大門 孝弘 氏
大阪市高速電気軌道株式会社
法務・総務部 ICT企画課 係長
大門 孝弘 氏
大阪市高速電気軌道株式会社 法務・総務部 ICT企画課 高塚 洋 氏
大阪市高速電気軌道株式会社
法務・総務部 ICT企画課
高塚 洋 氏
大阪市高速電気軌道株式会社 法務・総務部 ICT企画課 下茂 慎之介 氏
大阪市高速電気軌道株式会社
法務・総務部 ICT企画課
下茂 慎之介 氏

導入前の課題

  • 物理環境の老朽化と運用負荷増大
  • 柔軟性と拡張性の低下
  • 大幅な更改に対する不安や技術不足

導入効果

  • シンプルな仮想化環境で負荷を大幅に削減
  • ネットワークを含めたITインフラの柔軟性・拡張性を確保
  • プロフェッショナルサービスで移行や運用も安心

大阪市高速電気軌道は、大阪市交通局の民営化に伴い、市営地下鉄の事業を承継する法人として2017年に設立されました。2018年4月に事業を完全に引き継ぎ、新しく「Osaka Metro」という愛称で運営を開始しています。非鉄道事業もいっそう強化していく計画ですが、従来のシステムはレガシーな物理環境で、それが大きなハードルになる恐れがありました。サーバーからネットワークまであらゆる領域をVMwareテクノロジーで仮想化することにより、ビジネスの要求へ柔軟に対応でき、効率性にも優れたシステムを目指しました。

新生Osaka Metroの成長を支えるIT基盤とは

大阪市交通局の地下鉄事業を承継した大阪市高速電気軌道は、Osaka Metroという愛称で2018年4月に9路線の運営を開始しています。ホームドアやバリアフリー経路などの設備強化と利便性の向上を図り、最高水準の安全性と顧客満足度の実現を目指しています。

また中期経営計画では「鉄道以外の柱となる事業の創出」も目標としています。非鉄道部門──バスや広告、小売、都市開発といった周辺事業にも注力し、Osaka Metroグループの協業体制強化も図っています。

「私たちは、株式会社としての核を作り、グループ全体の成長を促す機能を充実させていく計画です。また、リスク管理や安全管理の強化、社員の意識改革や働き方改革などにも取り組んでいきます。そのためにはICTのパワーが欠かせません。RPAやビッグデータ分析などの新しい技術も、積極的に採り入れていきたいと考えています」と、法務・総務部 ICT企画課 課長の安井睦人氏は述べています。

Osaka Metroの計画の柱となるのが、IT基盤の強化です。前身である大阪市交通局では、物理環境を中心としたシステムを運用しており、以前から更改が検討されていました。ハードウェアの老朽化が進み、管理も煩雑になっており、運用負荷の肥大化も問題視されていました。そこに民営化の計画が加わり、より柔軟で堅牢なシステムが必要と考えられました。

公営事業を民営化するとき、さまざまな条件や環境の変化が必ず発生します。物理環境のままでは、この変化に耐えることができません。そこで安井氏らは、仮想化環境に注目しました。

「VMwareのアセスメントを受け、旧システムがあまりに“贅沢”だということを知らされました。また、BCPの観点が不足していることも指摘されました。さまざまな検討の結果、サーバーからネットワークまで、すべてを徹底的に仮想集約することが必要だと認識し、システムの完全な更改を図りました」(安井氏)

VMware NSXの採用により、仮想化技術を全面的にフル活用

しかし、旧来の物理環境を完全な仮想化環境に転換するのは、Osaka Metroにとって大きなチャレンジでした。特にネットワーク仮想化は、VMware NSX®が実績ある技術であるとは言え、新しい技術であることに違いはありません。

「大阪市民の“足”を担う企業として、大きな失敗は許されません。そこで、VMwareのプロフェッショナルサービスを受け、設計から導入、運用までサポートしてもらいました。担当者として不安がなかったと言えばウソになりますが、心労は大幅に軽減され、大部分を任せることができたと実感しています」と、法務・総務部 ICT企画課の高塚洋氏は振り返ります。

新システムへの移行は、Osaka Metroのローンチに合わせて無事に完了し、大きな問題もなく順調に稼働しています。その効果は高く、特に効率性は大幅に向上しました。

もともと旧システムでは、物理サーバーやネットワーク機器を合わせて150台ほどの環境を運用しており、旧大阪市交通局内のサーバールームは約30本のラックで埋め尽くされていました。

法務・総務部 ICT企画課 下茂慎之介氏は「いわゆるスパゲッティ化が進み、配線を1つ変えるだけでも一苦労でした。システムを増強したくても、ラックも配電盤も増設することができません。サーバーを追加するために、新しい建屋を建築するのかと悩むような状況でした」と述べています。

新しいOsaka Metroのシステムは、VMware技術を駆使してあらゆるエリアを仮想化し、メインシステムはたった4台のサーバーに集約されました。ラックは、周辺機器に加え、将来的なハードウェアの増強の余裕を見込んだうえで、7台に集約されました。サーバールームが寒すぎるため、空調の削減も検討中とのことです。

「NSXによってネットワークまで仮想化したため、事業部門ごとに運用している内部サーバーも、VLANを含めて統合することが可能です。事業部門からの依頼に対して迅速に対応でき、すでに複数のシステムを巻き取って、統合に向けて少しずつ進んでいます。より幅広く活用してもらえるように、仮想化基盤のメリットを伝えていきたいですね」(高塚氏)

同社では、路線内の別施設にバックアップ環境を設置して、BCP環境も整備しました。150台のハードウェアのままでは実現できなかったことです。また、ハードウェア集約によって削減したコストを、陳腐化していたセキュリティシステムへの投資に回すこともできました。VMwareの仮想化技術によってシステム全体をカバーしたからこそ、安全性と利便性の両立を実現できたのです。

Osaka Metroの未来を支えるプロフェッショナルサービス

はじまったばかりのOsaka Metroは、本社改革や事業改革、働き方改革など、さまざまな取り組みを成さなければなりません。そのためには、IoTやビッグデータ解析、クラウドなど、さまざまなICTを活用していく必要があります。

法務・総務部 ICT企画課 係長の大門孝弘氏は、「事業計画や業務改革のスピードは、公営機関の頃とはまるで違います。新たに構築した仮想化インフラは、柔軟性と拡張性にすぐれており、私たちの取り組みを支えてくれるでしょう。またVMwareは成功事例が豊富で、たいへん参考になります。プロフェッショナルサービスも、単に安心を得られるだけではなく、新しい提案や別の視点・気づきを与えてくれる点で助かっています」と述べ、VMwareのテクノロジーとサービスに大きな期待を寄せています。

Osaka Metroは、大阪市営地下鉄の事業を承継しつつ、幅広いビジネスの世界へ発進しようとしています。VMwareはIT基盤の中核技術として、またIT企画・計画を推進するサポート役として、そのチャレンジを支えます。

図:仮想化によって低運用負荷・安全性・柔軟性・拡張性を実現したOsaka MetroのIT基盤

図:仮想化によって低運用負荷・安全性・柔軟性・拡張性を実現したOsaka MetroのIT基盤


お客様情報

お客様名
大阪市高速電気軌道株式会社
WEBサイト
https://www.osakametro.co.jp/
概要
大阪市交通局の民営化にあたって、地下鉄を承継する法人として2017年に設立。愛称は「Osaka Metro」。地下鉄とニュートラムの9路線を運営する。鉄道事業を核とした生活まちづくり企業を目指し、グループ一体でバスや広告、小売、都市開発などの他事業にも注力している。
導入環境
  • VMware vCenter Server 6 Standard for vSphere 6
  • VMware vCloud Suite 7 Standard
  • VMware NSX Enterprise
  • VMware vRealize Network Insight
  • VMware Horizon 7 Enterprise
  • VMware Site Recovery Manager 6 Enterprise
プロフェッショナルサービス
  • システム移行方式検討支援
  • ネットワーク仮想化移行方式検討支援
  • SDDC設計・運用高度化支援
  • 構築・テスト・移行支援
  • 運用定着化支援VMware vCenter Server 6 Standard for vSphere 6
ミッションクリティカルサポート
  • 対応日数を通常時の1/2に削減
  • オンサイト/リモートによる特別待機支援
  • 障害発生時のハンドリング
  • 電話会議、報告書の作成

※上記は過去にVMware が制作したお客様導入事例の内容を元に作成しております。製品名・お客様の情報等は当時の内容です。

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