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【vSAN導入事例】株式会社日本キャンパック 様

2017/12/25

VMware vSAN Stretched Clusterを採用し
遠隔地間のシステムをアクティブ-アクティブで運用リソースの効率化とBCP環境を構築

「ITシステムの機密性・完全性・可用性を確保することは、生産を請け負う工場としての責務です。VMware vSAN Stretched Clusterによって、拡張性にすぐれたインフラとすばやく復旧できるBCP環境を同時に実現できました」

株式会社日本キャンパック 取締役執行役員  総務部・経理部・ TPS情報システム部  環境・労働安全推進室担当  総務部長・経理部長 砂廣 俊明 氏
株式会社日本キャンパック
取締役執行役員
総務部・経理部・
TPS情報システム部
環境・労働安全推進室担当
総務部長・経理部長
砂廣 俊明 氏
株式会社日本キャンパック 執行役員  TPS情報システム部長 日原 久光 氏
株式会社日本キャンパック
執行役員
TPS情報システム部長
日原 久光 氏
株式会社日本キャンパック TPS情報システム部  部付部長 中村 幸央 氏
株式会社日本キャンパック
TPS情報システム部
部付部長
中村 幸央 氏
株式会社日本キャンパック TPS情報システム部 福島 悠介 氏
株式会社日本キャンパック
TPS情報システム部
福島 悠介 氏
株式会社日本キャンパック TPS情報システム部 川田 守 氏
株式会社日本キャンパック
TPS情報システム部
川田 守 氏

導入前の課題

  • システムの拡張性確保と複雑性解消
  • 遠隔地間をつなぐ運用効率の高いBCP環境への改善
  • 障害、災害時のシステム復旧にかかる時間の短縮

導入効果

  • シンプルな構成で拡張性を確保しつつ運用負荷も軽減
  • アクティブ-アクティブ方式を採用してシステムリソースを無駄なく100%利用可能に
  • 一方が停止してもほぼ一瞬で切り替え可能に

国内トップクラスの受託充填企業として顧客の「安心」に応えるITシステムを

1974年に創業した日本キャンパックは、水が豊富で首都圏に近いという利点を持つ群馬に生産本拠地を置き、トップクラスの国内シェアをほこるコントラクトパッカーです。大手飲料メーカーなどから缶飲料やペットボトル飲料などの生産を受託し、調合から充填、包装といった飲料生産過程をサービスとして提供します。

同社の特長は、飲料の企画・開発部門を持ち、ブランドオーナーのニーズに合わせて製品開発から受託する「トータルパッケージングシステム」を提供しているところです。マーケティングや新商品の提案、生産ラインの構築、包材の調達、調合、充填、包装、流通までを総合的に請け負い、多くのヒット商品の誕生に貢献してきました。

取締役執行役員 総務部・経理部・TPS情報システム部 環境・労働安全推進室担当 総務部長・経理部長の砂廣俊明氏は、「日本キャンパックは、最新鋭の生産技術を積極的に取り入れて短納期を実現しながら生産コストを抑制しつつ、安定的な製品供給のために複数の生産拠点への冗長化も図っています。もちろん徹底した品質管理で、安全性の確保にも自信があります。国内最大級のコントラクトパッカーとして、“安心して生産を任せられる”環境作りに注力しています」と述べます。

同社では、グループ会社やパートナー各社が利用するシステムを自社開発するなど、現場に即したITサービスの提供に努めています。執行役員 TPS情報システム部長の日原久光氏によれば、生産設備と同様に「安心して任せられるITシステム」の提供が、同社のIT戦略であるとのことです。

「私たちは、言うなれば顧客の“代理工場”です。飲料のレシピという機密情報を安全に預かり、生産や品質を適切に管理する必要があります。それらの業務を支えるIT自体も、機密性や完全性はもちろん、可用性も確保しなければなりません。ITシステムの不具合で情報が漏洩するなどもってのほかですし、生産が遅滞・停止するわけにもいきません。」(日原氏)

拡張性を確保しつつ効率のよいBCP環境を構築

もともと日本キャンパックでは、VMware vSphereと専用ストレージを用いてサーバー環境を構築していました。しかし、事業の拡大や変化に伴って必要なシステムが増えてきたことにより、リソースが圧迫されるようになっていました。また、拡張のたびに複雑化していくシステムも、運用コストの肥大化を増長するとして問題視されていました。
TPS情報システム部 部付部長の中村幸央氏は、従前の最も大きな課題として、BCP環境の非効率を挙げています。

「私たちは可用性を確保するため、遠隔拠点に同じ構成のシステムを用意し、BCP環境を構築していました。しかし、いわゆるアクティブ-スタンバイ構成で、予備側のシステムは遊休リソースとなっていた為、非効率ではないかと考えていました」(中村氏)

そこで同社は、システム更改に合わせて高価な専用ストレージ機器を廃し、サーバーの内蔵ストレージを用いる「VMware vSAN」を採用しました。vSANをベースにすれば、システムをシンプルに再構成できるとともに、拡張性と柔軟性を確保することが可能です。

BCP環境の課題は、「VMware vSAN Stretched Cluster」を組み合わせてクリアしました。この技術を用いれば、遠隔拠点にまたがるメトロストレージクラスターをvSANにより構築し、データを容易に分散配置することが可能です。もちろん、2つのシステムはアクティブ-アクティブで稼働します。シンプルなアーキテクチャを採用したことにより、リスクポイントや運用コストの削減が実現できました。

プロジェクトを牽引したTPS情報システム部 福島悠介氏は、「私たちは、できるだけ最新の技術を活用して最適なサービスを提供したいと考えています。vSAN Stretched Clusterは、VMwareの技術の一部であり、普段からVMwareを利用している弊社には運用上の負担も少なく、私たちの要望を最も満たしており、プロジェクトを成功に導ける方法だと判断しました。テスト環境でも問題なく稼働していましたので、比較的早い段階で導入を決定しました」と述べています。

新しい技術でも運用負荷が肥大化しない

vSAN Stretched Clusterをベースとしたシステムは、導入から1年ほどがたった現在でも順調に稼働しています。仮想サーバーやVDIの台数も当初より増えましたが、安定的に運用でき、良好なパフォーマンスが得られています。新しい技術を取り入れたにもかかわらず、従来のサーバーとストレージの管理コンソールが分離されていた環境から、単一コンソールでサーバーとストレージが管理できるようになり、運用負荷の軽減にも成功しました。

「IT-BCP実践演習でvSAN Stretched Cluster による遠隔地間の切替動作テストを行いましたが、問題なく切り替えられることを確認しました。以前は切り替えに1時間半ほどかかっていましたが、新環境では瞬時に切替が完了しました。確認する時間のほうが切替時間よりもかかるくらいですね。使い慣れたVMwareですし、vSANを意識することもほとんどないため、管理は非常に楽ですね」と、運用を担当するTPS情報システム部 川田守氏は評価します。

現在のところ、新システムには同社の基幹系を含む業務システムのほとんどが搭載されています。将来的には、子会社やグループ会社へのITサービスやシステムも統合していきたい意向です。拡張性にすぐれたvSANを採用したことで、統合のニーズにも耐えうるインフラを構築できたと評価しています。

「近い将来、ハイブリッドクラウドという新しいITの潮流に乗ることも求められるでしょう。さらに先には、自動化や高度化といった最新技術も存在しています。私たちは、最先端のITを積極的に取り入れ、最新のサービスをユーザーへ提供したいと考えています。その点で、VMwareの技術動向には常に注目していますし、大いに期待しています」(日原氏)

日本キャンパックでは、顧客が安心して生産を任せることができ、消費者が安心して飲料を楽しめるように、ITを最大限に活用して徹底した管理に務めています。それらのITインフラを形成するVMwareのテクノロジーは、これからも飲料の開発・製造に貢献し、同社のビジネスを支えていくことでしょう。

図:VMware vSAN Stretched Clusterを活用したアクティブ-アクティブなBCP環境

図:VMware vSAN Stretched Clusterを活用したアクティブ-アクティブなBCP環境


お客様情報

お客様名
株式会社日本キャンパック
WEBサイト
http://www.nihoncanpack.jp/
業種
製造業
概要
1974年創業。水が豊富で首都圏に近い群馬を本拠地に、飲料水の受託充填で国内トップクラスのシェアをほこるコントラクトパッカー。国内外の最先端技術を積極的に取り入れ、生産速度はもちろん、品質や衛生、コストなどの管理面でも高く評価される。新商品の企画・開発から原料調達、充填、流通までを一貫して請け負う「トータルパッケージングシステム」にも注目。
導入環境
VMware vSAN Stretched Cluster

※上記は過去にVMware が制作したお客様導入事例の内容を元に作成しております。製品名・お客様の情報等は当時の内容です。

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