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【HCI Powered by VMware vSAN導入事例】
JNC株式会社 様

2018/01/17

物理環境に残っていたネットワーク系サーバ群を
VMware vSANをベースとしたハイパーコンバージドインフラに統合
手間いらずの運用とインフラコストの大幅削減を実現

「物理環境で運用していたネットワーク系サーバをすべてHCI Powered by VMware vSANに統合したことで、データセンターのラックスペースを約30U分削減することができました。」

JNC株式会社 システム部長 福井 博文 氏
JNC株式会社
システム部長
福井 博文 氏
JNC株式会社 システム部 次席 栗原 孝之 氏
JNC株式会社
システム部 次席
栗原 孝之 氏
JNC株式会社 システム部 主務 有村 公一朗 氏
JNC株式会社
システム部 主務
有村 公一朗 氏

導入前の課題

  • ネットワーク系サーバ群が物理環境で稼働しており運用が複雑
  • 冗長構成をとる必要性からサーバ台数が増大
  • 障害発生時の原因切り分けが困難

導入効果

  • VMware vSphereの技術を活かしたシンプルな仮想インフラを実現
  • 物理サーバを仮想化統合してインフラコストを大幅削減
  • サポートや監視の窓口を一本化してクラウドと同等の利用を実現

インフラ移行の過渡期にあって物理環境で稼働するサーバ群が残っていた

暮らしの向上や産業の発展に貢献する化学品や加工品はもとより、デジタル社会に欠かせない液晶や有機EL材料などの機能材料、さらには地球環境との調和を実現するエネルギー・環境分野まで、JNCが提供するソリューションは広範な領域に及びます。1906年の創業以来、百年以上にわたって日本の化学産業をリードしてきた技術力とノウハウが今日の成長を支えています。

そして同社はこの事業活動を支えるITインフラの整備・強化にも積極的に取り組み、基幹業務システムのクラウド化や生産拠点向け仮想化基盤の構築などを進めてきました。

ただ、そうしたインフラ移行の過渡期にあって、まだ物理環境で稼働しているシステムが残っていました。ファイアウォール、プロキシサーバ、Webゲートウェイサーバなどのネットワーク系サーバ群です。

同社 システム部長の福井博文氏は、「一足先にクラウド化やVMware vSphere®でサーバ仮想化を行った他の業務システムと比べ、物理環境のインフラは運用管理に手間がかかります。また可用性を担保する必要性から冗長構成を組んでいるため、どうしてもサーバ台数が膨らみ、コスト増を招く原因となっていました」と話します。

さらに同社 システム部 次席の栗原孝之氏が、このように続けます。

「特に大きな課題となっていたのが、障害が発生した際の原因切り分けなどの対応です。サーバ、ストレージ、ソフトウェアなど、ベンダーごとのサポート窓口に連絡しなければなりません。ダンプを取って送るよう指示されることもあり、対応に手間がかかるばかりか解決までに長い時間を要することもありました」

社内で使い慣れたVMware環境でそのまま運用できる安心感

早く物理環境から脱却し、より効率的に運用できるインフラに移行したいという思いを持っていた同社が動いたのが2016年3月のことです。「ファイアウォール、プロキシサーバ、Webゲートウェイサーバなどインターネット関連のセキュリティ対策ソフトウェアが一斉にEOS(サポート終了)を迎えたのを機に、ハードウェアを含めたインフラ全体を刷新することにしました」と福井氏は話します。

当初は他の業務システムと同様、サーバ仮想化環境を構築して移行する考えだったといいます。

そして契約締結にいたるまさに最終局面を迎えていた同年6月、ヴイエムウェアから紹介されたのがVMware vSAN™をベースとしたハイパーコンバージド・インフラストラクチャ(以下、HCI Powered by VMware vSAN)のDell EMC VxRailでした。

「詳しい話を聞いてみるとハードウェアとソフトウェアを統合し、すべて検証済みの状態で提供されるアプライアンスでサポート窓口も一本化されるため、構築はもとより後々の運用にも手間がかかりません。しかも日常の監視をベンダーに委託することができ、これならクラウドと同等のシンプルなインフラ環境を実現できると直感しました。他社のHCI製品と比べ、HCI Powered by VMware vSANはより小規模な構成でスモールスタートできるライセンスが用意されていたことも大きな魅力でした」と福井氏は話します。

ただ、まったく懸念がなかったわけではありません。それはコアとなるVMware vSANに関して経験がまったくなかったことです。製造業にとってITインフラは信頼性や安定性が最も重要な要件であり、同社もアーリーアダプターとして新技術にチャレンジするというよりも、豊富な実績をもった枯れた技術を採用することを基本姿勢としています。十分に検証もできないまま導入に踏み切って、本当に大丈夫なのかという不安を拭い去れずにいたのは仕方のないところです。

しかし、担当SEと幾度となく協議を重ねる中で、VMware vSANの導入実績も増えてきており、問題は起こっていないという話を聞くにつれ、「不安は徐々に消えていきました」と福井氏は話します。

そして、これなら大丈夫と判断する決め手となったのは、VMware vSANも同じヴイエムウェア製品ならではVMware vSphereの技術をベースとしていること。「VMware vCenterの管理画面をはじめ、社内で使い慣れたVMware環境でそのまま運用できるということで、致命的な問題はまず起こらないだろうと考えました」と栗原氏は話します。

 ラックスペースを約30U分削減

こうして同社は2016年9月、4ノード(物理セグメント)で構成されたHCI Powered by VMware vSANを導入。ほとんどタイムラグなく運用を開始しました。ちなみに4ノードの各ノードには200GBのSSDを搭載しており、システム全体のI/O性能を向上させています。「本格的な運用を開始して1年以上が過ぎた現在も、レスポンスにまったく問題は生じていません」と栗原氏は話します。

ほかにもHCI Powered by VMware vSANはさまざまな成果をもたらしました。福井氏が強調するのがインフラコストの大幅削減で、「これまで物理環境で運用していたネットワーク系サーバをすべてHCI Powered by VMware vSANに統合したことで、データセンターのラックスペースを約30U分削減することができました。

さらに同社 システム部 主務の有村公一朗氏がこのように話します。

「私はインフラの運用を担当しているのですが、導入から現在にいたるまでHCI Powered by VMware vSANにはほとんどタッチする機会がありません。それほどまでに手間いらずの安定した稼働を続けており、トラブル対応から解放された私はその分の時間をインフラの設計や最適化など本来の業務に専念できるようになりました」

こうした実績を踏まえ、同社は今千葉県の市原製造所や熊本県の水俣製造所など、他の事業拠点や工場への横展開を進めていく計画です。また、本社データセンター内でもVMware vSphereをベースにスクラッチで構築した仮想環境上でさまざまな業務システムが稼働しており、「これらのインフラについてもリースアップの時期にあわせてHCI Powered by VMware vSANへの移行を検討したいと思います」と福井氏は話します。

今後に向けてHCI Powered by VMware vSANは、同社の標準インフラとして定着していくことになりそうです。

jnc-corp-chart


お客様情報

お客様名
JNC株式会社
WEBサイト
http://www.jnc-corp.co.jp/
概要
「優れた技術で社会の進歩に貢献する先端化学企業」として1906年の創業以来、常に一歩先を行く技術と製品を創り出し、社会の進歩と共に歩んできた。機能材料分野、エネルギー・環境分野、加工品分野、化学品分野が事業の4つの柱。豊かな暮らしと産業に貢献し、地球環境と調和したものづくり・技術の創生を行っていくことを自らのミッションとする。
導入環境
  • HCI Powered by VMware vSAN

※上記は過去にVMware が制作したお客様導入事例の内容を元に作成しております。製品名・お客様の情報等は当時の内容です。

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