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【VDI導入事例】学校法人鶴学園 広島工業大学 様

2015/02/16

全学生4,519人が、いつでも、どこでも利用できるVDIを導入
3次元CADソフトウェアも利用可能で、学修効果が大きく向上

「これまで個別の物理PCに対して行っていたトラブル対応やメンテナンス、セットアップなどの作業工数は、VDIの導入によって1/5に削減されました。そして、3次元CADソフトウェアの環境を、学生たちが時間や場所の制約を受けることなく自由に使えるようになったことで、学修効果を飛躍的に高めています」

鈴村 文寛 氏
学校法人鶴学園 広島工業大学
大学院工学系研究科
機械システム工学専攻
工学部 機械システム工学科
情報システムメディアセンター長
教授・博士(工学)
鈴村 文寛 氏
伊藤 敦 氏
学校法人鶴学園 広島工業大学
情報化推進室 室長
伊藤 敦 氏
小川 博道 氏
学校法人鶴学園 広島工業大学
情報化推進室 サブリーダー
小川 博道 氏

導入前の課題

  • 物理PCの1台ごとのセットアップやOSアップデート、システム復元などに、多大な時間と手間が発生
  • 3次元CADや統計解析などのソフトウェアは高性能PCが設置された実習室のみで、かつ決められた時間内での利用に限定されていた

導入効果

  • 物理PCの端末トラブル対応やメンテナンス、セットアップの作業工数が従来と比較して約1/5に削減
  • 工数削減で生まれた時間で、IT部門のスタッフがICT設備の利用向上将来の拡張に向けた計画策定など企画立案型の業務に専念
  • 時間や場所に制約されることなく、いつでも3次元CADソフトウェアなど利用した学修が可能

物理PCの管理に多大な時間と手間がかかり
トラブルによる授業ロスの発生も避けられなかった

テクノロジーの可能性を追求する「工学部」、人間の可能性を情報によって発展させる「情報学部」、環境共生をもとに、建築・住まい、地域づくり、地球環境の明日を創る「環境学部」、医療や食の技術で命を支える「生命学部」の4学部12学科を擁する広島工業大学。1963年の創立から50年以上にわたり、延べ4万人を超えるエンジニアを輩出し、産業界の発展に貢献してきました。
ただ、その学修環境には近年、一つの課題が顕在化していました。それは、約4,500名の学生たちが、学内6か所のPC教室や自習室で活用している物理PCに関するものです。同学 工学部 機械システム工学科の教授であり情報システムメディアセンター長を務める鈴村文寛氏は、このように話します。
「学生たちに常に同じ環境を揃えて提供するため、OSアップデートやシステム復元などの作業をPC1台ずつ手作業で行う必要があり、大変な時間と手間がかかっていました。また、授業開始時にPCが起動しないこといった障害も時々起こっていました。何かあれば、その都度スタッフが駆け付けて対応する体制をとっているものの、授業ロスの発生は避けられませんでした」
なかでも問題視されていたのが、理工系の大学として欠かすことのできない3次元CADや統計解析などの学修環境です。
「学生たちは、授業や実習のための高性能PCが設置された特定の教室で、あらかじめ決められた時間内のみでしか、これらのソフトウェアを使うことができなかったのです。空いた時間に課題に取り組みたい、予習や復習を行いたいといった学修意欲に応えられていませんでした」と鈴村氏は話します。

事務系情報システムで先行してきたVDIの導入実績を踏まえ
学生向けPC環境への展開は十分に可能と判断

そこで広島工業大学は、物理PCからVDI(仮想デスクトップ)への移行に踏み切りました。ベースとなる仮想化ソフトウェアには、VMware Viewを採用しました。
この決定の背景となったのが、2013年12月から先行してきた事務系情報システムにおける取り組みです。主要サーバが更新時期を迎えたことを機に、ITリソースの集中管理を実現する最適な方法は何かと検討を重ねた結果、行き着いたのがVDIだったのです。同学 情報化推進室の室長を務める伊藤敦氏は、このように話します。
「サーバの仮想化ですでに導入済みだったVMware® vSphereの安定した稼働実績と優れたパフォーマンスから、VMware Viewにも信頼を感じていました。また、事務系の端末をゼロクライアント化したいという我々の思いに対して、最も高い親和性で応えてくれたのがVMware Viewでした」
こうして広島工業大学は、約150台あった事務系の物理PCのVDI化を実現しました。
「実際にVMware Viewを運用してみた結果を詳細に検証したところ、特に問題なく稼働することを確認しました。また、VDIの導入によってPC運用管理の作業負担を大幅に軽減できることが明らかになり、学生向けPC環境への展開にも十分に耐えると考え、本格的な検討を開始しました」と伊藤氏は話します。

トラブル対応やメンテンナス、セットアップなどの作業工数は従来の1/5に大幅削減

VDI化を行った学生向けのPC環境は、PC教室や自習室はもとより、新たに配備されたオープンスペースやラウンジ、図書館など、全学で約650台に及びます。
導入効果としてまず表れたのは、事務系情報システムと同様の運用作業負荷の大幅な軽減です。同学 情報化推進室のサブリーダーである小川博道氏は、このように話します。
「これまで個別の物理PCに対して行っていたトラブル対応やメンテナンス、セットアップなどの作業工数は1/5に削減されました。各端末がゼロクライアントになったことで、パッチ適用やソフトウェアアップデートの作業もマスターイメージに対してのみ行えば、すべての仮想デスクトップに適用されます。なによりも大きいのはハードウェア故障が激減したことで、PC教室に駆け付けることもなくなりました。実際、VDIを導入してからの半年間で起こったトラブルはゼロです」
この工数削減により生まれた時間によってIT管理のスタッフは、将来に向けた企画立案などに集中的に取り組むことが可能となりました。
一方で学生たちは、時間や場所に制約されることなく、いつでも必要なPC環境を利用できるようになりました。もちろん、3次元CADソフトウェアも例外ではなく、オープンスペースやラウンジ、図書館でも利用が可能です。
「PC教室を最優先にリソースを割り当てていますが、その他の場所でもパフォーマンスに支障なく利用できるように接続先サーバを配置するなど、最適なリソースの配分を行っています。こうした運用面の柔軟なチューニングを行えることもVMware Viewのメリットです。VDIを使い始めてシステムが利用できるようになるまでの起動時間も大幅に短縮しており、学修時のストレスを解消しています」と小川氏は話します。
また、新たな成果として、「学内だけでなく、自宅PCや個人所有のタブレットなどを使って、学外からもVDIにアクセスできるようにするサービスの準備も整いました」と伊藤氏は話します。
「3次元CAD教育の充実は、機械システム工学や建築などを中心に本学が特に力を注いで取り組んでいるテーマです。その環境をどこでも自由に使えるようになることは、学修効果を飛躍的に高めていく大きな意義を持っています」と鈴村氏も強調します。

タブレットを使った更なる学修効果の向上を

現在、広島工業大学ではキャンパス内をカバーする無線LAN環境の拡張整備を検討しており、その中でもVDIを活用していく計画です。
「学生からのニーズが高まっているタブレットを使ったCAD演習にも本格的に取り組んでいきたいと考えています。カリキュラムの改訂にあわせてアクティブラーニングを拡充していこうという動きもあり、学修環境はさらに進化していきます」と鈴村氏は、次のステップを見据えています。
また、学校法人鶴学園では広島工業大学のみならず、小学校、中学校、高校、専門学校の運営にも携わっていることを踏まえ、「大学が培った仮想化インフラの技術や成果を、小学校から高校、専門学校までの各年代にあわせた学びや成長の環境として展開することができれば、より素晴らしい“鶴学園スタイル”を実現できるのはと思います」と小川氏は話します。
積極的なIT活用で学修環境の拡充を図り、学生に魅力的なキャンパスを提供する広島工業大学の将来ビジョンは、ますます大きく膨らんでいきます。

【VDI導入事例】広島工業大学 様


お客様情報

学校名
学校法人鶴学園 広島工業大学
WEBサイト
http://www.it-hiroshima.ac.jp/
設置学部
大学院、工学部、情報学部、環境学部、生命学部
大学概要
広島工業短期大学(電子工学科)として1961年4月に開学。建学の精神「教育は愛なり」と教育方針「常に神と共に歩み社会に奉仕する」という2つの教育理念を持ち、変化する時代の中でこの原点を見失うことなく、高い倫理観と実践する力を備えた技術系人材の育成に励んでいる。また、学校法人鶴学園としては、小学校から大学まで6つの学校を擁している。
導入製品
VMware Horizon View Standard Edition

※上記は過去にVMware が制作したお客様導入事例の内容を元に作成しております。製品名・お客様の情報等は当時の内容です。

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