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【ハイパーコンバージド導入事例】福岡ひびき信用金庫 様

2015/06/11

VMware EVO:RAILで簡単かつ低コストで災害対策サイトを構築
個別のサーバ・ストレージ導入時と比較して、TCOを40%に抑制

「EVO:RAILを利用せずに、ブレードサーバを冗長化していくアプローチと比較するなら、その運用管理コストは10分の1くらいになり、TCOで見れば、4割以下に抑制できている計算です」

福岡ひびき信用金庫 事務部 システムグループ 調査役 吉田 篤史 氏
福岡ひびき信用金庫
事務部 システムグループ
調査役
吉田 篤史 氏
福岡ひびき信用金庫 事務部 システムグループ 宮地 真之 氏
福岡ひびき信用金庫
事務部 システムグループ
宮地 真之 氏

 

導入前の課題

  • 災害被災時にも利用できるハードウェアの用意
  • 限られた人員と予算の中での災害対策サイトの構築
  • ITの経験が少ないスタッフでも運用できる環境の用意

導入効果

  • 低コストでの災害対策サイトの構築を即時で実現
  • ITの経験が少ないスタッフでも容易に運用管理が可能に
  • 個別のサーバ・ストレージ導入時と比較して、運用コストは10%に。TCOでは40%以下に抑制

費用や工数面で踏み切れない災害対策サイトの構築

北九州市八幡東区に本店を置き、地域密着型の金融サービスを提供している福岡ひびき信用金庫は、福岡県一円、山口県下関市、大分県中津市を営業区域に90年にわたって地元の経済を支えてきました。1999年に九州の信用金庫として早期にシステムのオープン化を完了させるなど、システムの内製化を基本に、他に先駆けた取り組みを行う金庫としても知られています。

そんな同金庫は、早くからVMware vSphereを導入し、業務系システムを仮想化してきました。融資の稟議書管理システムや延滞管理システム、Webによる業務報告システムなど、ミッションクリティカルなシステムも含め、100以上のアプリケーションが自社内に置かれた4台のブレードサーバ上で、約80台の仮想マシンとして稼働しています。しかし、これらの業務系システムの災害対策は不十分でした。事務部 システムグループ 調査役の吉田篤史氏は、この点について、次のように語ります。

「業務系システムのバックアップとしては、データやファイル単位で行っていたので、何かあったときは通常業務に影響がない範囲でリストアは可能でした。ただ、システムをまるごと仮想マシン単位でバックアップしていたわけではありません。また、別拠点にバックアップして有事に備えるといったことも長年の検討課題でしたが、構築にかかる工数を抑え適正な費用で構築できるソリューションが見当たらず、見送りのままになっていました」

EVO:RAILの簡単に導入と運用できる点を高く評価

吉田氏が、何か適切なソリューションがないか探していたある時、VMware EVO:RAILに出会います。VMware EVO:RAILは、VMwareが2014年8月に発表した、サーバ、ストレージ、ハイパーバイザー、仮想環境専用管理ソフトがパッケージングされた2Uサイズに統合した垂直統合型のアプライアンス製品です。2014年11月に開催されたイベント「vForum 2014」に参加した吉田氏は、出展されていたEVO:RAILの実機を見て「これは使える」と評価し、採用を決めたといいます。

災害対策サイトを構築する上で吉田氏の頭を最も悩ませていたのは、それにかかる工数でした。システムを内製化している当金庫では、システム部門の全6名で、システムの企画から設計、開発、機器の調達、設置、運用保守までを一貫して行っています。現在の業務系システムのインフラを構築する際も自社で行いましたが、ブレードサーバの調達から設置、配線の設計、結線、稼働テストなどを2週間かけて行っています。また、インフラだけでなくアプリケーションの開発作業も内製化していますが、システム部門には営業など業務の経験はあるもののシステム構築運用の経験がない状態で職員が配属されます。実際、全6名のうち、半分はシステム部門に配属されて3年以内です。つまり、仮想環境はもちろん、IT全般に経験の浅いスタッフでも、簡単に災害対策サイトを構築/運用できるというのが前提条件だったのです。

「この最も大きな課題を解決してくれたのがVMware EVO:RAILでした。ストレージも全て構成済みの環境のため、構成自体の検討に苦慮する必要もなく、それゆえに構築も容易なので、仮想環境に経験の浅いスタッフでも最小限の教育で実装できる点を大きく評価しました。また管理コンソールから楽にシステム状況把握が行える点も、実際にデモを見て非常に簡単なことだと実感しました」と、吉田氏は話します。

さらに、吉田氏はEVO:RAILのコンパクトさと可搬性についても今回の要件にマッチしたと説明します。「2Uで実装されるので、何かあっても職員の手で運びだせるようなコンパクトさと可搬性は、災害対策のプラットフォームとしては適切と考えました」

こうして、同金庫は、ネットワンシステムズよりEVO:RAILを調達し、災害対策サイト構築を始めることになりました。

個別の機器調達の場合と比較して、EVO:RAILはTCOを4割以下に抑制

実際のEVO:RAILの導入自体は、期待通りにすぐに完了しました。「機器が納品されてから、開梱してラッキング、そして、電源をONにして仮想マシンが作れるようになるまで、まさに15分で可能になりました。従来の個別にサーバやストレージを調達していたときの時間や工数と比べると雲泥の差です」と吉田氏はその実装の迅速さに驚嘆します。

従来の仮想基盤のリファレンスアーキテクチャでは、設定値の検討や設定が欠かせず、検討から導入完了まで時間がかかるうえ、高度な専門知識も必要でした。これに対し、EVO:RAILは、管理画面でウィザードに従ってホスト名、IPアドレス、パスワードなどの項目を入力するだけで、VMwareが推奨するベストプラクティス設定が自動的に反映されます。

実際、営業店から配属されたばかりで、災害対策サイトの運用を担当している事務部 システムグループ 宮地真之氏は、EVO:RAILの使い勝手について、次のように話します。「システムの勉強をし始めたばかりでほとんど知識がない状態ですが、抵抗なく使い始めることができました。画面のなかに必要な情報だけが表示され、何をしたいか何ができるかがわかりやすいです。仮想マシンを作成することも数クリックでできますし、監視画面もCPUやメモリの使用量がどう変わっていいるのか一目でわかります」

こういった使い勝手の良さに加え、VMware vCenterを使って詳細設定ももちろん可能です。VCP(VMware Certified Professional)認定資格者でもある吉田氏は、「初心者でも簡単に使え、必要なときにはベテランが細かく調整できます。そうした柔軟な管理も魅力です」と評価しています。

こうした絶大な効果を吉田氏は次のように数値を交え評価しています。「EVO:RAILを利用せずに、ブレードサーバを冗長化していくアプローチと比較するなら、その運用管理コストは10分の1になっています。また、個別にサーバやストレージ、ライセンスの調達をする際の設備コストと比べても、EVO:RAILはパッケージングされている分その設備コストはお得になっています。TCOで見れば、比較すると4割以下に抑制できている計算です」

今後はEVO:RAILの活用範囲の拡大を視野に

災害対策サイトをEVO:RAILで立ち上げた福岡ひびき信用金庫では、その活用を拡大することも視野に入れています。「今回の導入によってその効果が明らかになったので、次はデータセンターの本番環境側にもEVO:RAILを導入することを検討しています。それによって、これまで運用に割かれていた時間を節約することもできるはずで、そうやって生まれる新たな時間やリソースを、新規システムの開発やセキュリティ強化など、当金庫にとってより戦略的なプロジェクトへ費やしたいと考えています」(吉田氏)

EVO:RAILという新しいテクノロジーによってまた一歩進んだ同金庫は、今後も新しいテクノロジーの活用を見据えつつ、VMwareの今後に期待を寄せています。

【EVO:RAIL導入事例】福岡ひびき信用金庫 様

図:福岡ひびき信用金庫の導入システムの概要


お客様情報

会社名
福岡ひびき信用金庫
WEBサイト
http://www.fukuokahibiki.co.jp/
業種
金融
概要
1924年(大正13年)1月創立。2001年に北九州八幡信用金庫と若松信用金庫が対等合併し「福岡ひびき信用金庫」が発足。2003年には、福岡ひびき信用金庫、新北九州信用金庫、門司信用金庫、築上信用金庫、直方信用金庫が合併し、新生「福岡ひびき信用金庫」が誕生。役職員数は620人、店舗数は50店舗。創立以来「地域社会繁栄への奉仕」という理念のもと、協同組織の中小企業専門金融機関として地域に根ざしたサービスを提供している。
導入製品
VMware EVO:RAIL

※上記は過去にVMware が制作したお客様導入事例の内容を元に作成しております。製品名・お客様の情報等は当時の内容です。

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