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【VDI導入事例】株式会社フジトランス コーポレーション 様

2015/06/11

24時間365日の輸送業務を支えるITは止められない
BCP強化と次世代ワークスタイル変革のために、
50拠点800台の業務端末をVDIへ移行

「PC端末の故障時に、従来は3日以上も復旧に時間を要し、業務に影響がありましたが、VDIになった今は、端末故障でもわずか5分程度で対応でき、業務を継続できます。タブレットを使って海外からも自分のデスクトップ環境にアクセスすることも可能となり、次世代ワークスタイル変革への大きな一歩を刻みました」

株式会社フジトランス コーポレーション 情報システム部 IT管理課 課長 成田 樹彦 氏
株式会社フジトランス コーポレーション
情報システム部 IT管理課
課長
成田 樹彦 氏
株式会社フジトランス コーポレーション 情報システム部 IT管理課 エキスパート 吉田 剛 氏
株式会社フジトランス コーポレーション
情報システム部 IT管理課
主事
吉田 剛 氏

導入前の課題

  • 災害時を想定した各業務PC上のデータの保全
  • 煩雑なIT管理の解消
  • 営業活動をはじめとする業務の効率化
  • VDIに移行できない専用PCのデータの確実なバックアップ

導入効果

  • すべてのデータをデータセンター側のサーバで一元管理
  • PC故障時の迅速な復旧
  • いつでも、どこからでも、どの端末からでも可能なデスクトップ環境へのアクセスを実現
  • VDI対象外のPCデータの統合バックアップと迅速なリストア

3.11東日本大震災で直面した業務遂行上の支障を
二度と繰り返さないためのBCP強化に向かう

名古屋港を本拠とする総合物流企業の株式会社フジトランス コーポレーション(以下、フジトランス)は、北は北海道から南は沖縄まで、全国50か所の拠点を展開。「いつでも、何でも、どこへでも」をスローガンに、自社船と定期傭船を合わせて自動車を始め各種貸物の海上輸送を行っています。さらに、近年では通関や輸出入代行などの海外業務も拡大しており、輸送モードと輸送エリアを多面的に組み合わせた「インターナショナル・マルチモーダル・ロジスティクス」の提供に向けてサービス強化を図っています。

こうした輸送業務は24時間365日ノンストップで行われており、それを支えるITシステムも止めることはできません。
ところが2011年に起こった3.11東日本大震災では、宮城県・仙台港および青森県・八戸港の両拠点が甚大な被害を受け、業務遂行に多大な支障を及ぼしてしまいました。フジトランス 情報システム部 IT管理課の課長を務める成田樹彦氏は、「アプリケーション自体は利用できたのですが、社員がそれぞれのPC上で作成・管理していたデータが、津波によって失われてしまったのが原因です」と振り返ります。
この苦い経験を轍としてフジトランスは、災害や故障発生時におけるITシステムの復旧時間を最小化すべく、BCP(業務継続計画)強化に向けた取り組みを開始しました。
また、フジトランスでは「PCのバックアップが社員に委ねられている」「PC故障が発生するたびに個別対応しなければならない」といった運用上の課題を抱えており、これらを併せて解決することで業務を効率化したいと考えました。

サーバ仮想化で培ってきた実績を継承し
VDIの実現手段としてVMware Viewを導入

BCP強化と業務効率化を同時に実現するソリューションとして、フジトランスが着目したのがVDI(仮想デスクトップ)です。
フジトランス 情報システム部 IT管理課の主事である吉田剛氏は、「サーバに関してはすでに2008年からVMware vSphere®を導入して仮想化を実現しており、当社にとってVDIは最もハードルの低い選択肢だったのです」と話します。
そして、フジトランスはVDIの実現手段としてVMware Viewの導入を決定しました。「これまでのVMware vSphereの運用実績から、当社はヴイエムウェアの仮想化ソリューションの信頼性と操作性を高く評価しています。実際にVMware Viewを検証してみたところ、パフォーマンスにもまったく問題はありませんでした。また、仮にVDI部分を他社製品にしてしまうと、ソフトウェアのライフサイクルにズレが生じる恐れがあります。その意味でも基盤とVDIは一貫したアーキテクチャーで構築されているのが望ましく、VMware Viewを選ぶのがベストと判断しました」と成田氏は話します。
唯一の問題は、バーコード印刷などの特殊なプリンタやデバイスが接続された一部の専用PCが、VDI環境に移行できずに残ってしまうことです。これに関しては併せてVMware Mirage™を活用することで、全社的なBCP体制への統合を図りました。
複数台のPCのイメージデータを統合管理するソリューションであるVMware Mirageの採用理由を、吉田氏は「低帯域のWAN回線で各PCのバックアップを行える、機種に依存せずにリストアを行えるといったメリットを評価し、VMware Mirageの導入を決めました」と話します。

ワークスタイル変革に向けた第一歩
BCPを強化しつつ、社員の業務生産性を大きく向上

フジトランスは2014年9月よりVDIの展開を開始し、同年12月までに全国50拠点に分散するトータル約800台の業務用PCの移行を完了しました。
これにより、社員の業務生産性が向上しました。特に外出の多い営業担当者には大きく効果が出ています。成田氏は、「新たにタブレットの配布も始めており、部門長や営業担当者はいつでも、どこにいても、どの端末からでも、自分のデスクトップ環境にアクセスすることが可能となりました。必要な情報をタイムリーに入手して渉外活動にあたることができます。役員の間からも『海外からも使えるのが非常に便利だ』という声が上がっており、次世代ワークスタイル変革に向けた大きな一歩を踏み出すことができました」と話します。
また、これらの端末にはローカルで一切データを残すことなく、OSまで含めたすべてをサーバ側で管理するため、データの保全性を高めると同時に、情報漏えいに対する強固なセキュリティを担保することができます。「お客様からお預かりしたデータを厳重に管理していることに対する安心感を高めており、『信頼できる会社』としてのアピールにも一役買っています」
一方、ITシステムの運用管理の観点からは、端末故障時の復旧時間の大幅な短縮を実現しました。「従前のPCの故障時には管理者が現地に出向いて対応せねばならず、復旧までの修理に3日以上を要する場合もありました。それがVDIを導入した現在では、単純に端末を交換するだけで済むため、5分もあれば復旧することができます」

グループ会社や海外の現地法人も含めたVDIの推進

フジトランスでは株式会社フジトランス ライナー、鹿児島船舶株式会社、日藤海運株式会社、興國海運株式会社など、全国各地に多数のグループ会社を展開しています。本当の意味でのBCP強化やワークスタイル変革を推進するためには、これらの関係各所をすべて含めた連携を図っていく必要があり、「2015年内にグループ各社との調整を行い、2016年を目標に、対象となる約200台のVDIの展開を進めていきたいと考えています」と成田氏は話します。
さらに、その先には海外の現地法人へのVDI展開も見据えており、グローバル規模での体制構築に向けたプランが始動しています。

【VDI導入事例】株式会社フジトランス コーポレーション 様

 


お客様情報

会社名
株式会社フジトランス コーポレーション
WEBサイト
http://www.fujitrans.co.jp/
業種
総合物流業
事業概要
国内・海外を網羅する物流ネットワークを駆使して、港湾運送に関する事業、各種倉庫に関する事業、通関に関する事業、内航海運に関する事業、海上運送に関する事業、梱包事業など物流に関する事業を総合的に展開している。
導入製品
VMware Horizon View Standard Edition
VMware Mirage

※記載の情報は2015年2月現在の情報に基づきます。

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