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【VSAN / VDI 導入事例】サイボウズ株式会社 様

2016/12/13

多様な働き方を支援するVDI環境の
ストレージ基盤としてVMware VSANを採用し
ニーズに応じて柔軟に拡張できるシステムを構築

「ハイパーバイザーに組み込まれたVMware VSANは、シンプルでムダのないアーキテクチャだと感じました。特別な管理も必要なく、普通のストレージとして運用できるのが魅力です。VMware Horizonのストレージ基盤として、十分な機能と性能を発揮しています」

サイボウズ株式会社 運用本部 情報システム部 青木 哲朗 氏
サイボウズ株式会社
運用本部 情報システム部
青木 哲朗 氏

導入前の課題

  • 多様な働き方を安全に提供できるIT基盤の拡充
  • 予測困難なユーザー数の増加
  • ニーズに応じて柔軟に拡張できるシステムの実現

導入効果

  • いつでもどこでも同じ環境を安心して利用できるVDIを提供
  • 希望者を対象としてVDI基盤のスモールスタートが可能に
  • ホストマシン増設でストレージをオンデマンドに拡張可能

働きやすい環境が高品質なサービスの源

1997年に登場した「サイボウズ Office」は、中小企業向けのグループウェアとして人気を博し、50,000社を超える企業で採用されています。このほかにもさまざまなソフトウェアを開発してきた同社は、2011年ごろからクラウドサービスにも注力してきました。

サイボウズ Officeのほか、エンタープライズ向けの「サイボウズ ガルーン」や業務アプリ開発環境の「kintone」など、主力製品を中心にサービス化を図り、パッケージでもクラウドでも、ユーザーのニーズに合わせて使い分けられる環境を提供しています。

総ユーザー数は国内外で700万人を超えており、数多くのビジネスを支えていることがわかります。すべてのユーザーに高品質な製品/サービスを届け、満足度を高く保つために、サイボウズではさまざまな取り組みを行っています。その1つが、ワークスタイル変革です。

「ユーザーへよりよいサービスを提供するためには、私たち自身が働きやすい職場を作らなければなりません。個人の要望やライフスタイルに合わせて多様な働き方を認め、いつでもどこでも最高のパフォーマンスを発揮できるような環境を提供する必要があります。私たちは、早い段階から在宅勤務や時差出勤といったさまざまな制度を設け、ワークスタイル変革に取り組んできました」と、運用本部 情報システム部 青木哲朗氏は語ります。

多様な働き方を実践するためには、ITの支援が必要です。しかし、ノートブックPCがあればいつでもどこでも業務を遂行できるとは言え、盗難や紛失による情報漏えいリスクがあり、ネットワーク状況によっては業務システムへのアクセスが制限されてしまうことも課題となります。デスクトップ環境が変わってしまうために、思うように働けないという不満もありました。

サイボウズでは、このような要求や課題を解決する方法としてVDIを採用し、「VMware Horizon」の導入を決定しました。従来からVMware vSphereを活用しているノウハウをVDI管理にも活かすことができ、また導入実績が豊富で信頼できることが導入の決め手となりました。

VMware VSANの採用で管理性が高く、柔軟に拡張できるストレージ基盤を実現

VMware Horizonの導入にあたっては、インフラの設計が慎重に検討されました。特に重視されたのがストレージ基盤です。“多様な働き方”を支援するためのVDIですから、全社一斉に導入ではなく、ニーズに応じて徐々に利用者が増えていくことを想定していました。とはいえ、拡張が困難な従来の共用ストレージでは、利用者が急増した場合の柔軟な対応ができません。将来的な規模拡大を想定した環境を構築すると、大きな初期投資が発生してしまいます。

このような課題に対応するために検討されたのが、ストレージ仮想化技術を用いた柔軟性と拡張性の高いシステムです。

当初は、この市場で先行していた製品を中心に検討を進めていましたが、青木氏はある違和感を感じていました。 違和感の要因は、その製品が “ストレージコントローラ用仮想マシンでI/Oを制御するアーキテクチャ”を採用していることでした。多彩な機能という魅力がある一方で大きなリソースが必要となり、この仮想マシンを経由することによって、ストレージにとって重要なI/Oパスを複雑化させることもこのアーキテクチャの大きな弱点だと感じたのです。

「そんな違和感を払拭したのが、VMware Virtual SAN(VSAN)です。VSANの一番の特長はESXiに組み込まれたシンプルなアーキテクチャで、これまでの検討製品のように仮想マシンを経由してI/Oを行うアーキテクチャではないことです。ハードウェアリソース、I/O性能に影響がなく、SSDを活用した高いパフォーマンスが出せます。ESXiに組み込まれている機能なので、これまで使い慣れた機能に制限がなく、vCenterでVSANまで含めた統合管理ができることも大きなメリットです。また、一般的なベンダー製のサーバを活用するので、低コストでの導入が実現できることも大きいですね。」(青木氏)

VMware技術が支援する多様な働き方

2015年9月にヴイエムウェアの説明を受けて、青木氏は、VMware VSANを活用したVMware Horizonの導入を決定しました。2015年内にパイロット版を稼働させ、2016年3月にはVDI環境を社内向けサービスとして正式にローンチしています。

青木氏は、VMware VSANを採用したことによってVDI導入のハードルが下がったことを高く評価しています。

「複雑な設計ポイントもなく、設定も非常に簡単で、短い導入スケジュールに間に合わせることができました。特別に分散ストレージであることを意識する必要はなく、一般的なストレージとして管理できる点も、運用負荷の肥大化を防ぐ意味で効果がありました。」(青木氏)

サイボウズは、個人の働き方に合わせて選択肢を設けることを重視しているため、将来的なVDIユーザーの増減を予測しにくいと言えます。これに対して、VMware VSANをストレージ基盤とすることにより、サーバーリソースの増設に合わせてストレージ容量も柔軟にスケールアウトしていくことが可能になりました。働き方の柔軟性を、システムの柔軟性が支えていると言っても過言ではありません。

「VMware Horizonによって、誰でも、どんなデバイスでも、同じ環境を安心して利用できるようになりました。業務形態や雇用形態に合わせて、柔軟に環境を提供できるのもよいですね。社内にはMacユーザーも多いのですが、キーボードなどを違和感なく使えるのが気に入っています」(青木氏)

さらに同社は、「VMware AirWatch」を併用してモバイルデバイス活用の安全性を確保し、さらなる働き方の多様化も図っています。

また、今回VDI環境で体感した、VMware VSANのメリットを次世代サーバ仮想化基盤でも活かすべく、vSphere基盤に最適なストレージ環境として前向きに検討を進めています。 サイボウズの先進的なワークスタイル変革とそれを支える基盤を今後もVMwareのテクノロジーとソリューションが支えていきます。

図:分散ストレージのアーキテクチャ比較


お客様情報

会社名
サイボウズ株式会社
WEBサイト
https://cybozu.co.jp
概要
人気のグループウェア「サイボウズ Office」「サイボウズ ガルーン」を中核製品とするソフトウェア開発ベンダー。昨今はクラウドサービスにも注力し、主力製品のクラウド化を図っている。業務アプリを簡単に作成できるPaaS「kintone」は、米国などでも人気を博し、ビジネスを伸ばしている。
導入環境
  • VMware Horizon
  • VMware VSAN

※上記は過去にVMware が制作したお客様導入事例の内容を元に作成しております。製品名・お客様の情報等は当時の内容です。

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