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【VSAN導入事例】アットホーム株式会社 様

2016/12/13

安定したパフォーマンスを発揮するVMware VSANで
ストレージ導入・運用のコストを削減しながら
不動産業界を支援するITサービスをスピーディに展開

「2015年初旬に導入して以降、VMware VSANのトラブルはゼロ。非常に安定的に稼働しており、当初の予想を大幅に上回るパフォーマンスを発揮しています。ハードウェアの選定やクラスタの設計を自由に行えるばかりか、それによって運用負荷が肥大化することもありません」

アットホーム株式会社 情報システム部 情報管理室 管理運用グループ グループ長 磯田 信親 氏
アットホーム株式会社
情報システム部
情報管理室
管理運用グループ
グループ長
磯田 信親 氏
アットホーム株式会社 情報システム部 管理運用グループ インフラ設計チーム チーム長 宮之原 秀雄 氏
アットホーム株式会社
情報システム部
管理運用グループ
インフラ設計チーム
チーム長
宮之原 秀雄 氏
アットホーム株式会社 情報システム部 管理運用グループ インフラ設計チーム 當間 健太 氏
アットホーム株式会社
情報システム部
管理運用グループ
インフラ設計チーム
當間 健太 氏

導入前の課題

  • サーバーとストレージのライフサイクル不整合
  • 導入・運用にコストと手間がかかる共有ストレージ
  • ストレージの運用に高度な知識とノウハウが必要

導入効果

  • サーバーとストレージの調達を同期できる
  • 共有ストレージに関するコストと手間を大幅に軽減
  • 自由なハードウェア選定でマルチベンダー構成が可能に

全国の不動産会社を支えるさまざまなITサービスを提供

不動産情報サービスのパイオニアであるアットホーム株式会社は、日本全国に5万4,000店以上(2016年8月1日現在)の加盟・利用不動産店を擁するリーディングカンパニーです。不動産会社間情報流通サービスをはじめとして、さまざまな業務支援サービス・ツールを提供することにより、不動産会社のIT化を促進し、ビジネスの効率化・高度化を支援しています。

「従来の不動産業務は、紙の書類や申請書が中心でしたが、徐々に電子化の波が押し寄せています。このような時代の波に合わせて、スピーディかつ柔軟にITサービスを展開するため、当社では早い段階から物理から仮想へサーバー環境の移行を進めてきました。現在では、不動産事業者向け、消費者向け、社内業務向けのシステムの多くをVMware vSphereによる仮想化基盤上で運用しています」と、情報システム部 情報管理室 管理運用グループ グループ長 磯田信親氏は述べています。

導入も運用も負荷が増大する高価な共有ストレージ

800VM以上の仮想マシンが稼働しているアットホームの仮想化基盤には、1つ大きな課題がありました。仮想化環境で利用している共有ストレージの導入・運用コストが増大していたのです。一般的に専用ストレージ製品は高額で、柔軟性に欠けるため導入時の設計が煩雑になりがちです。調達にも時間がかかり、運用には高度な知識・ノウハウが要求されます。

情報システム部 管理運用グループ インフラ設計チーム チーム長の宮之原秀雄氏は、「最新のストレージを最大限に活用するためには、それに適した最新のサーバーが必要です。サーバーを更改すれば、そのパフォーマンスを発揮できる最新のストレージが求められます。それぞれ個別に設計・調達するというのは困難ですし、理にかなっていないのです。以前から、この不整合を解決する手段や技術を探していました」と振り返ります。

このような課題の解決策を模索する中で出会ったのが「VMware Virtual SAN(VSAN)」でした。サーバーマシンに内蔵されたSSDやHDDをプール化し、ひとつの共有ストレージとしてクラスタ化するVSANは、当時、登場したばかりの製品でしたが、希望にマッチする技術とコンセプトを備えていました。また、すでにサーバー仮想化で安定した性能を発揮しているVMwareソリューションの1つであることも大きな魅力でした。

汎用サーバーとソフトウェアで想定以上のストレージ性能を示す

2015年初め、アットホームでは、ホスト3台にVMware VSANを導入し、テスト環境などでの活用からスモールスタートしました。技術的な不安は小さかったものの、性能や安定性をしっかり検証すべきだと考えたのです。

しかし、その懸念は不要でした。VSANは、データベースでの利用を想定した性能検証でも、期待以上のパフォーマンスを安定的に発揮し、対障害性の面でも問題ないことが検証により実証されたのです。専用ストレージが常識的であった本番環境でも、汎用サーバーとソフトウェアで十分な性能が得られるとわかり、すぐにリソースを使いきってしまったため、半年後にはホスト2台を増設することになりました。

VSANの導入効果を実感した宮之原氏らは、2016年3月に再びホスト3台を調達し、最新バージョンのVSANを活用して新しい仮想化環境を構築しました。運用を担当する情報システム部 管理運用グループ インフラ設計チーム 當間健太氏は、「クラスタは分かれますが、基盤技術は同一なので、運用負荷が増大することはありません。分散型でも統合型でも、それぞれの技術的メリットを享受できます。ニーズに適したサーバーマシンを自由に選び、安価で高速な最新のフラッシュストレージを採用できたことも、VSANの効果の1つです」と高く評価します。

「VSANは新しい技術ですが、データストアやHAなどの機能を従来通りに利用することができ、エンドユーザーに負荷をかけることもありません。導入から1年半以上が経過した現在でも、トラブルなく安定的に稼働しており、手間がかからないことがありがたいですね」(當間氏)

検討から実運用までの期間を大幅に削減できるVSAN

アットホームでは、全体でおよそ800VMの仮想マシンが稼働しており、現在はその約5分の1がVMware VSAN環境で運用されています。今後、高い可用性・冗長性が必要なシステム、物理環境で稼動しているシステムも含めて、可能な限りVSAN環境への移行や新規構築を図っていきたいと考えているそうです。

「共有ストレージを構築する場合、情報収集から設計、見積もり、計画の精査、周辺環境の整備、納品、テスト、本番導入に至るまで、数か月を要していました。高度な知識を必要とするため、運用スタッフへの委譲にも時間がかかります。VSANなら、サーバーマシンの調達がそのままストレージの調達を意味し、実運用の移管も時間がかかりません。既存環境の移行や新規環境の構築の時間は、数分の1に軽減できるでしょう」(宮之原氏)

アットホームでは、今後もVSANを活用した仮想化環境の比率を高めていきたいと考えています。時代の潮流に合わせて、新しい技術やサービスを幅広く検討していく中で、プロビジョニングの自動化やネットワーク仮想化など、VMwareのテクノロジーには大いに期待を寄せているとのことです。

「オンプレミスシステムもクラウドサービスも、それぞれに特徴があり、それぞれのメリットを活用したいと考えています。将来的な課題に対して、VMwareは確かな技術で応えてくれる企業だと感じています」(磯田氏)

目まぐるしく変化していく不動産業界のニーズに、最新のITを駆使した多彩なサービスで応えるアットホーム。そのスピーディな事業展開を、VMwareのテクノロジーとサービスが支えていきます。

図:従来の共有ストレージとVMware Virtual SANの違い


お客様情報

会社名
アットホーム株式会社
WEBサイト
http://athome-inc.jp/
概要
1967年に創業して以来、業界をリードし続ける不動産情報サービスのパイオニア。5万を超える日本全国の加盟店に向けて、情報流通サービスや業務支援サービスなどを総合的に提供し、不動産ビジネスを支えている。業界の変化にも俊敏に対応し、消費者向け情報サイトやスマートフォンアプリなど、時代に即した新サービスを積極的に展開している。
導入環境
  • VMware Virtual SAN

※上記は過去にVMware が制作したお客様導入事例の内容を元に作成しております。製品名・お客様の情報等は当時の内容です。

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